初期の火事を消すときに使う道具、消火器。
今回はそんな消火器について書いていきたいと思う。
◎消火器の役割
消火器は火災を初期の段階で食い止めるのに非常に効果的なものである。
実際に消火器を使った場合の8割が初期消火に成功しており、被害を最小限に食い止めることができている。
しかし、実際に消火器が設置されている場所で火災が発生した場合における消火器の使用率は4分の1ほどであり、まだまだ活用しきれていないのが現状である。
消火器は黄色いピンを引き抜きホースを外して火元に向けて、レバーを握るだけで使える簡単なつくりである。
そのため、いざというときに落ち着いて使えるように手に取りやすい場所に設置することが大切である。
◎消火器の表示
消火器にある3つの丸にはそれぞれどんな火災に使えるのかを意味する。
3つある場合はすべてに効果があり、2つしかない場合はそこにない火災には効果がない。
3つの色の意味は以下のとおりだ。
・白(普通火災)
普通火災は木材や衣類、紙など燃えるものに火がついて発生した火災。
・黄色(油火災)
灯油やガソリンなど、油による火災。
・青(電気火災)
配電盤や変圧器など、電気設備や電気器具による火災。
つまり白と黄色の消火器の場合、油や紙が燃えたことによる炎は消せるが、電気による炎を消すことにはあまり向いていないのだ。
◎消火器の中身
消火器の中身には大きく分けて3つある。
1つずつ紹介していきたいと思う。
・水
火を消すときに使うものの定番、水。
時間がかかるが、放射時間も長いので、落ち着いて消火することができる。
また、消火後も片づけやすい。
・二酸化炭素
二酸化炭素ガスにより、炎を窒息させて消すタイプもある。
汚れないなどメリットも多いが、密室や地下室など
で使った場合、消火器を使っている人まで窒息してしまう危険性もあるので使える場所は限られている。
・粉末
炭酸水素ナトリウムなどの粉末で火を消すもっとも一般的な消火器。
消火能力はもっとも高いが放射時間、放射距離は短いので的確な使用が求められる。
また、薬剤を使うのでうまく消えても片づけるのが非常に大変なのがデメリットだ。
☆まとめ
初期の火事を消すときに使う道具、消火器( ・ω・)ノ
消火器は初期の段階で的確に使えば8割くらい被害を食い止めることができるので、正しく設置して、正しく使用することが重要である( *・ω・)ノ
消火器の丸い色のついたマークはそれぞれ、普通火災、油火災、電気火災を意味していて、色のついたマークがあるものに効果があることを示している( ^ω^ )
また、消火器の中身は、水、二酸化炭素、粉末の3種類がある( ・ω・)ノ
花火大会の日に空にホース向けなきゃ…
節子、それは火事やない、芸術や(^3^)/笑
みんなの夢が叶いますように、杉でした(^^)v