中華のスイーツの定番、杏仁豆腐。
今回はそんな杏仁豆腐について書いていきたいと思う。
◎杏仁豆腐はスイーツではない?
中華料理店などのメニューではデザートの欄に書かれていることが多い杏仁豆腐。
しかし、もともと中国で杏仁豆腐ができたときは、スイーツとして生まれたものではなかったのだ。
杏仁豆腐の材料である杏仁霜は漢方の1つで、杏仁豆腐は苦い薬膳を甘くして服用しやすくしたものである。
◎杏仁霜とは?
杏仁豆腐の「杏仁」の部分にあたる材料、杏仁霜。
読み方は「あんにんしも」ではなく「きょうにんそう」である。
杏仁霜の杏は字のとおりあんずのことである。
杏仁霜の仁はあんずの種の中の一部のことである。
そして、杏仁霜の霜は、「細かく砕いた」という意味だ。
つまり杏仁霜は、あんずの種の中の一部を細かく砕いたものという意味なのだ。
◎日本の杏仁豆腐、中国の杏仁豆腐
中国では薬膳、日本ではスイーツというようにそもそもカテゴリーが違うため、使う材料も代わっている。
中国の杏仁豆腐は杏仁霜をゼラチンで固めた非常にシンプルなものであるが、薬膳であるため服用しやすくなっているだけで甘味を楽しむような作り方にはなっていない。
一方で日本の杏仁豆腐はスイーツとして位置づけられているため、むしろ味重視で作られていて、市販のものは牛乳のメーカーが作っていることが多い。
日本での杏仁豆腐のおもな材料は以下のとおりだ。
・杏仁霜
・ゼラチン
・砂糖
・アーモンドパウダー
・牛乳
また、中国ではクコの実を乗せただけのシンプルなものが主流であるが、日本では果物の缶詰を入れたりした華やかなものが多いのも特徴である。
☆まとめ
中国のスイーツの定番、杏仁豆腐( ・ω・)ノ
杏仁豆腐をスイーツとして位置づけたのは日本であり、中国では薬膳としての存在が強い( ・ω・)
杏仁豆腐には、杏仁霜(きょうにんそう)と呼ばれるあんずの種の中の一部を細かく砕いたものが入っている(^o^)/
中国では杏仁豆腐は薬膳であるため、杏仁霜をゼラチンで固めた非常にシンプルなものが多い( ^ω^ )
日本では杏仁豆腐はスイーツとして位置づけられているため、杏仁霜、ゼラチン以外にも牛乳やアーモンドパウダーなどで味を整えたものが多い(^o^)/
麻婆豆腐作ろうと思ったけど豆腐が杏仁豆腐しかなかったから使っちゃった、ごめん…
何かの罰ゲームかな? 笑
みんなの夢が叶いますように、杉でした(^^)v