タイ料理の代表的な調味料、ナンプラー。
今回はそんなナンプラーについて書いていきたいと思う。
◎そもそもナンプラーとは?
ナンプラーはタイで生まれた魚醤の一種だ。
ナンプラーという名前は、「ナン」が「液体」、「プラー」が「魚」という意味である。
日本ではあまりなじみのない調味料であるが、タイでは屋台や食堂、レストランなどのさまざまな外食の食卓に塩やこしょうと同じように常備されている。
材料は魚を塩を加えて熟成させてから、砂糖やアミノ酸で味を整える。
魚は一般的にはカタクチイワシを使う場合が多い。
◎魚醤ってどうやってできるの?
魚は当たり前だが完全な固体であるが、どうやって液体に変化していくのだろうか。
その鍵は、「自己消化による分解」にある。
分解は微生物や細菌、酵素などが生物の体内で作り出される物質である有機物を、生物が体内で作り出せない無機物に変えることである。
生物の内蔵にも必ず、微生物や細菌、酵素などがいて、魚にも当然いる。
生きている間は体内にいる微生物や細菌、酵素はその生物が食べたものを分解するが、その生物自身を分解することはない。
しかし、その生物自身が死んでしまうと分解する食べ物もなくなり、自分自身を分解から守る力もなくなるため、体の内側から分解がはじまる。
これが自己消化である。
塩辛はこの自己消化を使って作られるものであり、塩辛の身がやわらかくなっているのはそのためである。
その塩辛をもっともっと長い時間を熟成すると物体が完全に分解されて液体になる。
この液体が魚醤であり、ナンプラーもこの原理を使って作られている。
◎ナンプラーを使った料理
ナンプラーはタイ生まれの調味料であるため、東南アジアの料理などに使われる場合が多い。
ナンプラーを使ったおもな料理は以下のとおりだ。
・パッタイ
・ガパオライス
・ミーゴレン
・トムヤムクン
・春雨サラダ
☆まとめ
タイ料理の代表的な調味料、ナンプラー( ^ω^ )
ナンプラーはタイで生まれた魚醤で、ナンが「液体」、プラーが「魚」という意味だ( ・ω・)ノ
ナンプラーをはじめとする魚醤は、微生物や細菌、酵素が行う分解を、生物自身が死んでしまったあとに自らの体内から行う自己消化を利用して作られている( ・ω・)
また、ナンプラーを使った料理は東南アジアのものが多く、パッタイ、ガパオライス、ミーゴレン、トムヤムクン、春雨サラダなどに入っている(^o^)/
刺身買ったけど醤油がない、じゃあナンプラーでいいかぁ…
魚を魚につけて食べるの、不思議~ 笑
みんなの夢が叶いますように、杉でした(^^)v