油揚げで酢飯を包んだ寿司、いなり寿司。
今回はそんないなり寿司について書いていきたいと思う。
◎いなり寿司
いなり寿司は、江戸時代からある食べ物だ。
当時はファーストフード的なものもあまりなかったため、手で簡単に食べられるいなり寿司は一気に広まっていった。
いなり寿司の「いなり」とは、きつねのことである。
きつねは稲荷神社の神の使いであり、そのきつねの好物が油揚げだったため、稲荷神社にはよく油揚げがお供え物にされていた。
そのことから、油揚げを使った寿司のことを、「いなり寿司」と呼ぶようになったのである。
◎俵と三角
いなり寿司は、俵型のものと三角のものがある。
俵型のものはおもに東のほうで作られている。
東が俵型なのは、稲荷神社が豊穣の神様であるため、豊穣の象徴である米俵がモデルになったからである。
そして、俵型のものは味が比較的濃いめに作られている。
一方、三角のいなり寿司はおもに西のほうで作られている。
西が三角なのは、いなり寿司の語源でもある稲荷神社の神の使い、きつねの耳をイメージしているからである。
そして、三角のものは味が比較的薄めに作られている。
◎海外のいなり寿司!?
いなり寿司は日本で生まれたものであるが、日本人が海外に移住した際に伝えられていて場所によってはよく食べられているところもある。
韓国ではユブチョバと呼ばれるいなり寿司がある。
「ユブ」とは、「油揚げ」のことで、「チョバ」とは「寿司」のことである。
韓国では手作り弁当の定番であり、日本でいうおにぎりのような存在だ。
ユブチョバは中身が混ぜごはんのようなものになっているが、韓国ではいなり寿司の中身を簡単に作れるようにユブチョバ用のふりかけが作られている。
また、オーストラリアでは、テイクアウトの寿司が人気があるが、そこでもいなり寿司が売られている。
といっても日本のものとはだいぶ姿が変わっていて、軍艦巻きの海苔が油揚げに変わったような感じだ。
具材はサラダやツナマヨなどさまざまなものがあり、テイクアウトのショーケースを見るとケーキのように見えるほど色鮮やかである。
台湾では、回転寿司にいなり寿司が流れている。
形はオーストラリアのように軍艦巻きの海苔が油揚げに変わったようなものだが、注目すべきは具材だ。
なんと上に乗っているのはナッツ、しかもいろいろな種類があるのだ。
ネタなのかと思ったら意外と人気メニューであり、評判もいいので、台湾に行ったときは試してみるのもいいかもしれない。
☆まとめ
油揚げで酢飯を包んだ寿司、いなり寿司( ・ω・)ノ
いなり寿司の「いなり」は、きつねのことであり、きつねは稲荷神社の神の使いであり、油揚げが好物であることからそう呼ばれるようになったのだ( ^ω^ )
いなり寿司は俵型のものと、三角のものがあり、俵型のものは、おもに東のほうで作られていて味も濃いめであり、三角のものは、おもに西のほうで作られていて味も薄めだ(^o^)/
また、いなり寿司は海外にも伝わっていて、韓国やオーストラリア、台湾などさまざまなところで食べられている(^3^)/
新しい形のいなり寿司作ってみようかなぁ…
インスタ映えで一時的にバズるかも 笑
みんなの夢が叶いますように、杉でした(^^)v