ワインを入れる容器、ワインボトル。
今回はそんなワインボトルについて書いていきたいと思う。
◎ワインボトルの種類
ワインボトルにはワインの産地によって形が違う。
今回はそんななかからメジャーなものを紹介していきたい。
・ボルドー型
フランス、ボルドーでは「いかり肩」のボトルが使われる。
ボルドー産のものは、熟成させると沈殿物が発生するため、その肩の部分に停留させるようにそのような形になっている。
・ブルゴーニュ型
フランス、ブルゴーニュでは「なで肩」のボトルが使われる。
ブルゴーニュでは昔、ワインの貯蔵庫が狭かったため、コンパクトに収められるようにそのような形になったのだ。
・シャンパン型
シャンパン型はおもに、スパークリングワインを入れるのに使われている。
太い口を大きいコルクと王冠で密閉して炭酸を逃がさず、急に吹き出ないように首は細くやや長めになっている。
・ライン型、モーゼル型
ライン型、モーゼル型はブルゴーニュ型よりもさらにスリムなものになっていて、基本的な形はほぼ同じものである。
それぞれドイツのライン地方、モーゼル地方で使われていて、ライン地方のものは茶色、モーゼル地方のものは緑のものが使われている。
・ボックスボイテル
フラスコのような形のボックスボイテル。
新しいデザインのように見えるが意外と歴史は長く、昔は長距離移動のときにベルトにぶら下げていた。
◎ワインボトルの底のへこみ、パント
ワインボトルの底のへこみ、「パント」。
このパントは、一見デザインのように見えるが、めちゃくちゃ重要な役割がある。
まずは、熟成したワインの沈殿物をグラスに注ぐときに流れ込むのを防ぐ。
ボトルを置くときの安定を増す。
ボトルの強度を上げて、圧力に強くする。
ベルトコンベアで流すときに安定させる。
このようにパントはさまざまな目的で存在する大事な部分なのだ。
◎ワインボトルの色
ワインボトルには大きく分けて3種類の色がある。
透明、緑、茶色だ。
この色もデザインではなく重要な役割がある。
そもそもなんでもいいのであれば、ほとんどのものが透明のボトルに入っているはずだ。
ではなぜ色がついているのかというと、ワインが光に弱いからだ。
透明、緑、茶色の順で光をさえぎる力が強くなるので、熟成度が高いものほど茶色いものが使われている確率が高い。
ちなみにワインは蛍光灯の光ですら劣化するので、保管方法は非常に大事だ。
そして、ワインでも透明なものに入っているものに関しては、早めに飲んだほうがいいという製造元のメッセージが込められているのである。
☆まとめ
ワインを入れる容器、ワインボトル( ・ω・)ノ
ワインボトルには、ボルドー型、ブルゴーニュ型、シャンパン型、ライン型、モーゼル型、ボックスボイテルなどいろいろな形がある( ^ω^ )
ワインボトルの底は「パント」という名前で、ワインの沈殿物をグラスに注ぐときに流れ込むのを防ぐなどのさまざまな役割がある(^o^)/
そして、ワインボトルの色は、ワインを光から守るためにつけられているため、透明なボトルのものはなるべく早めに飲んだほうがいいのだ(^3^)/
茶色が光をさえぎるなら日焼け止めも茶色にすればいいかも?
焼けてるんだか塗ってるんだかわからなくなりそう 笑
みんなの夢が叶いますように、杉でした(^^)v