ポーランドの世界遺産、聖キンガ礼拝堂。
今回はそんな聖キンガ礼拝堂について書いていきたいと思う。
◎世界初の世界遺産
世界遺産は1978年に最初の登録があったが、そのときに登録されたのが12ヶ所であり、そのうちの1ヶ所がこの聖キンガ礼拝堂を含むヴィエリチカ岩塩坑だ。
「岩塩坑」とは、名前のとおり岩塩を採掘するための採掘坑のことで、13世紀の王妃キンガがプロポーズを断りハンガリーの岩塩坑に捨てた指輪が、あるはずのないポーランドのヴィエリチカ岩塩坑で見つかったことから開発がはじまった。
実際はハンガリーの岩塩坑で採れた岩塩を一時的にヴィエリチカ岩塩坑に置いていてそのなかに紛れていただけなのであったが、そこから王室をあげて開発が進み、なんと今でも岩塩を採掘することができるのである。
◎聖キンガ礼拝堂
今では観光地として人々が訪れるヴィエリチカ岩塩坑であるが、そのなかでも最大の注目は聖キンガ礼拝堂だ。
この聖キンガ礼拝堂の最大の特徴は、すべてが岩塩でできているということだ。
信じられない話だが、シャンデリアも床も壁もみんな岩塩でできている。
さらには壁には岩塩を彫って作った壁画や彫刻、祭壇などもあるのだ。
そしてこれの保管を可能にしているのが換気システムである。
聖キンガ礼拝堂は地下64メートルの地点にあるためなかなか換気が難しい。
しかし、換気をきっちりして湿気を逃がさないと壁画や彫刻、シャンデリアなどは腐食してしまい欠損してしまう。
そのため、かつては破壊の危機にあったが、1998年に地下街やシェルターなどに使う特殊な換気装置を設置したことにより、今でも壊れることなく保存されている。
現在は観光地化されているためツアーなどに申し込めば誰でも入ることができるが、380段の階段と気温がやや低いので、体調管理と寒さ対策は必須なのだ。
☆まとめ
ポーランドの世界遺産、聖キンガ礼拝堂(^ω^)
聖キンガ礼拝堂を含むヴィエリチカ岩塩坑は世界で最初に登録された世界遺産で、13世紀から現在まで岩塩を採掘することができる岩塩坑である( ・ω・)ノ
そして、聖キンガ礼拝堂は、壁や床、シャンデリア、壁画、彫刻、祭壇などすべてのものが岩塩からできていて、観光地としてツアーで行くこともできるのだ(^3^)/
しまった、塩がない!!
仕方ない、シャンデリアを1本入れよう…言ってみたいわ 笑
みんなの夢が叶いますように、杉でした(^^)v