すぎぶろ!!

すぎの経験、体験、雑記

やぶ医者

適切な診療能力や治癒能力を持たない医者を指す言葉、やぶ医者。

今回はそんなやぶ医者について書いていきたいと思う。

◎やぶ医者の「やぶ」とは?

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やぶ医者のもっとも古い記録は室町時代に「藪医師」と書かれたものである。

腕が悪くても医師になることは難しいため、患者が来なくても風邪が流行して医師が足りなくなると患者が押し寄せることから「風邪で動く」すなわち「藪」という説がある。

また、藪が見通しがきかないところということからも藪医師という名がついたとされる。

しかし、この藪医師が現在使われている「やぶ医者」に通ずるとは考えられてはいない。

◎やぶ医者大賞

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なんと日本にはやぶ医者大賞という表彰が存在する。

そんなものもらって誰がうれしいんだと思うかもしれないが、毎年表彰を行う名誉的な表彰なのだ。

その表彰がはじまるきっかけこそ、「やぶ医者」の語源なのである。

かつて、現在の兵庫県養父市(やぶし)に評判の名医がいた。

その名医は絶対絶命の死の淵に立たされていた患者を次々と回復させて、評判はどんどん上がっていた。

しかし、その評判を悪用して養父の医者の弟子を名乗る腕の悪い医者が次々と現れ、養父の医者の評判はますます下がっていった。

このことから「やぶ医者」というのは適切な診療能力、治癒能力を持たない医者というようになったといわれているのだが、もともとの養父の医者は名声高い名医だったのである。

そこから、兵庫県養父市は、やぶ医者の「やぶ」が「養父にいた名医」であったことにちなんで、やぶ医者大賞を開催するようになったのだ。

やぶ医者大賞のコンセプトは「全国各地で地域医療に貢献している医者」の表彰であり、とくにへき地や過疎地における活動の評価が高い。

実際に受賞した医師は、「過疎地での健康指導」や「へき地への出張診療」などといった特別な活動をしている人が多く、養父の名医のように尊敬される存在なのだ。

☆まとめ

適切な診療能力や治癒能力を持たない医者、やぶ医者( ・ω・)ノ

やぶ医者はもともと藪医師と呼ばれ、語源は数多くあり、風邪で動くから藪医師、見通しがきかないところということから藪医師という説があるが、正確なものは定かではない(^_^;)

そして、兵庫県養父市にはやぶ医者大賞という表彰があり、これは腕が悪い医者というものではなく、昔にいた養父の名医のように全国各地で地域医療に貢献している医者の活動を評価するものなのである(^3^)/

あそこの病院行ったことないけど藪医師なの?養父の医者なの?

見通しがきかない 笑

みんなの夢が叶いますように、杉でした(^^)v