煮物などに使われるスポンジのような豆腐、高野豆腐。
今回はそんな高野豆腐について書いていきたいと思う。
◎高野豆腐とは?
高野豆腐の高野は、高野山からきている。
高野豆腐は高野山の僧侶たちが生み出したもので、精進料理として食べていた豆腐が冬の厳しい寒さにより凍ってしまったが、それを溶かして食べたらおいしかったということがはじまりだ。
その後、凍らせたものを乾燥させて保存がきく兵糧食として改良されて、それが江戸時代に広まり高野豆腐として広まったのだ。
呼び名は各地で地域差があり、東日本では凍み豆腐、大阪ではちはや豆腐、北海道では一夜凍りなどと呼ばれる場合もある。
◎高野豆腐の作り方
高野豆腐は途中までは普通の豆腐と同じ作り方だ。
しかし、そこから手間をかけたものが高野豆腐である。
まずは豆腐をプレス機などで圧縮する。
そのあとは冷凍したあとに、3週間ほどそのまま冷凍保存して熟成させる。
冷凍したものを水をかけてゆっくり解凍したあとに、炭酸ナトリウムもしくは炭酸カリウムの液にひたす。
液が染み込んだものをしっかり乾燥させたら完成。
◎凍り豆腐は高野豆腐ではない?
高野豆腐に似たものに「凍り豆腐」というものがあるが、実は凍り豆腐は高野豆腐には含まれていない。
高野豆腐と凍り豆腐は、高野豆腐はすべての製造場所によって製法が決まっているが、凍り豆腐は、単純に豆腐を凍らせてから乾燥させた豆腐ということである。
つまり、わかりやすくいうと凍り豆腐というジャンルの食べ物があり、その中の種類のひとつとして高野豆腐があるということなのだ。
☆まとめ
煮物などに使われるスポンジのような豆腐、高野豆腐( ・ω・)ノ
高野豆腐は高野山の僧侶たちから生まれたもので、江戸時代に広まり全国でいろいろな呼び方をされながら食べられている(^ω^)
高野豆腐は普通の豆腐を加工したもので、プレス、冷凍、熟成、炭酸ナトリウムもしくは炭酸カリウム液にひたす、乾燥といった工程が追加されている(^o^)/
そして、凍り豆腐というものがあるが、凍り豆腐とは凍らせてから乾燥させた豆腐全般を表すものであるため、凍り豆腐というジャンルのなかの高野豆腐という種類と考えるのがわかりやすいだろう(^3^)/
油揚げを凍らせてから乾燥させてみようかな…
高野油揚げ…語呂が悪い 笑
みんなの夢が叶いますように、杉でした(^^)v