日付の更新の矛盾を防ぐために地球の海上に設けられた理論上の線、日付変更線。
◎日付変更線とは?
そもそも地球には「時差」というものが存在している。
経度が15度移動すると1時間時間が変わり、360度で元にもどる。
ところが、世界を一周した場合時間の経過は同じであるが、日付は出発したときから数えていた場合戻ったときに1日ずれるのだ。
これを防ぐために生まれたのが日付変更線だ。
日付変更線は地球が回る方向に沿って決まっていて、地球は右回りであるため、基準となる場所を0とした場合東に進むにつれて時間が1時間進む。
そのことから、日付変更線を西から東にまたぐと1日戻り、日付変更線を東から西にまたぐと1日進むのだ。
ちなみに、日付変更線は直線ではないがこれには理由があり、陸上のある町や村のなかで日付が変わり混乱することのないように海の上に作られているのだ。
◎日付変更線の誕生
日付変更線が生まれたのは、マゼランが16世紀に世界一周を達成したときだ。
マゼランはスペインからアメリカ方面に西回りで一周していた。
船の乗組員のビガフェッタは毎日日記をつけていたが、起算は最初に出港したときのスペインの日付であった。
そして、世界一周終了間際に立ちよったヴェルデ岬諸島で日付のズレに気づく。
ヴェルデ岬諸島はスペインと時差はないアフリカの島であるため、曜日がずれていることを確認したのだ。
つまり、地球を360度移動すると日付がもともとの日付から計算すると1日ずれることに気づいたのである。
その事実がわかると1日分の誤差をうめるために基準となる日付変更線が設けられて、同じ国のなかで日付が変わると不便であることから地球上でもっとも陸地が少ない太平洋の上に設定されたのだ。
◎地球上でもっとも早く1日を迎える場所ともっとも遅く1日が終わる場所
地球上でもっとも早く1日がはじまるのは、太平洋に浮かぶ小さな島国、キリバスだ。
キリバスはカニがいっぱい歩いている島、クリスマス島などで構成する島国である。
そして、地球上でもっとも1日が遅く終わるのは、観光地としておなじみのハワイだ。
日付変更線の位置は、境界あたりで前の日付を選択するかあとの日付を選択するかで何度か変わっているが、ハワイは境界近くではないため、ずっと1日がもっとも遅く終わる場所なのである。
☆まとめ
日付の更新の矛盾を防ぐために地球の海上に設けられた理論上の線、日付変更線(^ω^)
日付変更線は、地球上の時差による日付のズレを防ぐために生まれた線だ(^o^)/
日付変更線が生まれたのは、マゼランが世界一周を達成したときに、乗組員のビガフェッタの日記のスペインを最初に出港したときの日付から毎日書いていたときに、一周したら日付にズレがあることに気がついたからである( ^ω^ )
そして、地球上でもっとも早く1日を迎える場所は「キリバス」で、地球上でもっとも遅く1日が終わる場所は「ハワイ」なのだ(^3^)/
桃鉄でハワイ行ったのに時が戻らない…
1ターンが1ヶ月だから1日くらいじゃダメ 笑
みんなの夢が叶いますように、杉でした(^^)v