弁当などに入っている紫色のつけもの、しば漬け。
今回はそんなしば漬けについて書いていきたいと思う。
◎市販のしば漬けはしば漬けではない?
一般的にしば漬けだと認識されているものは、実は本物のしば漬けとは製法が違う「しば漬け風調味酢漬け」だ。
つけものメーカー各社が作った調味液にメインとなる野菜を生姜、シソ、ミョウガなどと一緒に作っている。
ものによっては、巻き寿司の具材用に味を整えられた特殊なしば漬けもあるのだ。
◎しば漬けの色と名前
しば漬けは紫であるが、この色はなにからできているのだろうか。
実はしば漬けの紫色は赤しその葉っぱを一緒に漬けることにより、その色素が移るのである。
しば漬け自体はかなり古くからあるつけものであったが、名前は壇ノ浦の戦いで滅亡した平家のなかで唯一生き残った平家の娘の建礼門院が、出家したあとに差し入れで食べたときに、赤しその葉っぱを「紫葉(しば)」と呼んだことから、紫葉のつけものということで「しば漬け」という名前がついたのである。
◎本物のしば漬け
本物のしば漬けは、調味液に漬けるわけではなく、塩漬けと乳酸発酵により作られる。
もともとはしば漬けは京都の漬け物であり、京野菜である「加茂なす」が使われていた。
今ではなすのほかきゅうりもメインの野菜になっている。
ちなみにしば漬けは紫のイメージが強いが、青シソを使った緑のものがあり、こちらは「白しば漬け」として売られているのだ。
☆まとめ
弁当などに入っている紫色のつけもの、しば漬け(^ω^)
一般的に売られているしば漬けは、本来の製法とは違う「しば漬け風調味酢漬け」だ(^-^)/
しば漬けの紫色は赤しそと一緒に漬けることで色素が移るからで、赤しそを建礼門院が「紫葉」と呼んだことからその名前になった(^o^)/
そして、本物のしば漬けは塩漬けと乳酸発酵でできていて、もともとは京野菜の加茂なすが漬けられていたのだ(^3^)/
バナナの皮で漬けたら黄色くなるかな?
ならない 笑
みんなの夢が叶いますように、杉でした(^^)v