すぎぶろ!!

すぎの経験、体験、雑記

カニミソ

カニの甲羅の中にある緑色のペースト状の部分、カニミソ。

今回はそんなカニミソについて書いていきたいと思う。

◎カニミソとは?

f:id:sugi-blog:20210606213022p:plain

カニミソとはカニの甲羅をはがしたら出てくる茶色っぽい緑色のペースト状の部分だ。

カニミソはボイル蟹などのときにカニ肉と一緒に食べられる他にも、カニミソの軍艦巻きなどカニミソのみでも食べられることがある。

他にもパスタのソースなどに利用されることもあり、カニミソの缶詰めやビン詰めもあるのだ。

ちなみに、アメリカなどではカニミソを食べる習慣がないため、廃棄の食材としてシーフード料理の店などで無料でもらえることもあるのだ。

◎カニミソはどの部分?

f:id:sugi-blog:20210606213730p:plain

f:id:sugi-blog:20210606213746p:plain

カニミソは「みそ」というくらいだから「脳みそ」をイメージするかもしれないが、実は脳ではなく内臓なのだ。

カニミソを内臓名で表現すると「肝膵臓」、つまり肝臓とすい臓であり、消化を助け、栄養を分解、吸収する器官なのである。

カニミソはエサにより味が変わるほか、エネルギーを消費したあと、つまり脱皮や産卵などをしたあとには味が落ちてしまうのだ。

ちなみに、カニミソが緑っぽいのはそのカニが海藻などを食べているからで、オキアミやプランクトンなどを食べるカニはカニミソがオレンジっぽくなるのだ。

◎カニミソの歴史

f:id:sugi-blog:20210606214336p:plain

カニミソが全国的に食べられるようになるまでに時間がかかったこと、また世界的にまだあまり食べられていないのには大きな理由がある。

それは、生のカニミソの鮮度の低下が著しく早いからだ。

どのくらい早いかというと水揚げしてさばいた瞬間ただちに加工しないと食べられなくなってしまうほどである。

もともとは日本でも捨てていたが、カニミソを加熱してドラム缶に入れて加熱したところ保存ができることが発見され、加熱しても味が落ちなかったことから昭和30年頃に缶詰めになったのである。

その後は缶詰め、ビン詰めの技術も上がり、180日以上も保管ができるようになり、ものによっては1年以上もつものも現れたのだ。

これが、カニミソが全国的に食べられるようになった理由なのだ。

☆まとめ

カニの甲羅の中にある緑色のペースト状の部分、カニミソ(^ω^)

カニミソはカニの甲羅の中にある緑色のペースト状の部分で、カニ肉と一緒に食べられるほかさまざまな食べ方をされている\(^^)

カニミソは脳みそではなく、肝臓とすい臓の働きをする消化や吸収、分解を助ける器官だ(^o^)/

そして、カニミソが全国的に広まったのは、鮮度の低下が著しく早いカニミソを加熱して缶詰めやビン詰めにすることで保管できるようにできたからだ(^3^)/

カニが甲羅を押さえて苦しんでる、カニミソが痛いのかな?

頭痛薬じゃなく胃腸薬与えないとだね 笑

みんなの夢が叶いますように、杉でした(^^)v