高級な木炭、備長炭。
今回はそんな備長炭について書いていきたいと思う。
◎備長炭とは?
備長炭とは木炭の一種で、煙が少なく長時間燃焼するのが特徴だ。
もともとは紀伊、つまり現在の和歌山県が発祥で、そこの商人の備中屋長左衛門がつくったことから苗字と名前の頭文字である「備」と「長」をとり備長炭という名前になった。
材料はカシの木が使われていて、本家の紀州備長炭のほかにも土佐備長炭や日向備長炭などのものがある。
ちなみに、外国産の備長炭を称するものもあるが、多くは製法や材料の木が違っているためニセモノには注意が必要だ。
◎備長炭はなぜ白い?
備長炭は一般的にバーベキューなどで使われる炭とは違い白みがかっているが、これは意図的に白くしているのだ。
一般的な黒い炭は低い温度で木を焼き、密閉して酸素をなくして鎮火して作るが、備長炭などの白い炭は熱い状態のまま窯の外にかきだして灰をかけて火を消す。
黒い炭と白い炭は違いは見た目だけではなく、黒いほうが熱しやすく白いほうが熱しにくい。
これにより同じ調理法をした場合、黒い炭は焦げるリスクがあるが、白い炭は焦げにくいのだ。
これは炭の炭素率が関係していて、一般的に黒ければ黒いほど炭素率が高く、白ければ白いほど炭素率が低い。
そして、この炭素率は燃焼するときに影響があり、炭素率が高いと食材に雑味がつきやすくなってしまうのである。
◎備長炭の使い道
備長炭はただ燃やす以外にもさまざまな使い道がある。
今回はそんななかからいくつか紹介していきたい。
・炭火焼き
炎や煙が少ないので雑味や焦げが発生しにくいため、焼き鳥屋やうなぎ屋などで使われる。
・炊飯
ごはんを炊くときに備長炭を入れると、水道水のカルキ臭さがなくなる。
・消臭
置くだけで部屋などの空間のにおいを取る効果もある。
・浄水
備長炭でろ過すると水がきれいになる。
・楽器
木琴の備長炭バージョンの炭琴(たんきん)というものもある。
☆まとめ
高級な木炭、備長炭(^ω^)
備長炭とは木炭の一種で、煙が少なく長時間燃焼するのが特徴で、材料にカシの木が使われている( ´∀`)/
備長炭が白みがかっているのは意図的に白くしているからであり、炭の色は炭素率が関係していて、炭素率が低い、つまり白い炭ほど調理するときに焦げにくく雑味がつきにくくなる(^o^)/
そして、備長炭は燃やす以外にも消臭や浄水などさまざまな使い道もあるのだ(^3^)/
インテリアとしてもおしゃれだし部屋中に備長炭ならべようかな…
えっ、くさいの? 笑
みんなの夢が叶いますように、杉でした(^^)v