プレッシャーやストレスが適度にあると、パフォーマンスが向上するという法則、ヤーキーズドットソンの法則。
今回はそんなヤーキーズドットソンの法則について書いていきたいと思う。
◎ヤーキーズドットソンの法則とは?
ヤーキーズドットソンの法則は、名前のとおりヤーキーズとドットソンという2人の心理学者が発見した理論のことである。
そのときに行われた実験は、ネズミに白と黒の目印を区別するように訓練したあと、ネズミに白か黒かを選ばせる。
そして、間違えたら電気ショックを与えるという仕組みであったが、その電気ショックの強弱によりパフォーマンスが上がることを発見した。
実験の結果は、電気ショックがまったくない場合パフォーマンスは上がらず、電気ショックを強くすればするほどパフォーマンスが上がるが、ある一定以上の強さを超えるとパフォーマンスが低下する、ということだ。
2人の心理学者はこの理論でネズミを訓練して、ネズミに迷路を攻略させることに成功している。
◎ヤーキーズドットソンの法則を人間に当てはめてみた
人間は感情を持つ動物のため、寝ているとき以外は多かれ少なかれプレッシャーやストレスを感じている。
人によって物事の難易度の感じかたは違うが、難易度が適度に上がると、プレッシャーやストレスは増える。
また、そこに掛かる結果や成果、評価などによってもプレッシャーやストレスが増える。
何も考えなくてもできるようなことの場合は、寝ているときとほぼ同じような状態のため、パフォーマンスが上がるということもない。
難易度や結果、成果、評価がある程度上がると、人は覚醒してよりよいパフォーマンスを発揮することができる。
しかし、難易度が難し過ぎたり、結果、成果、評価により得られるものや失うものの降り幅があまりに大きすぎたりした場合、人は動揺や不安、モチベーションの低下などでパフォーマンスも下がってしまうのだ。
これがヤーキーズドットソンの法則の人間に与える影響である。
◎ヤーキーズドットソンの法則が活用される主な場面
・勉強
勉強はヤーキーズドットソンの法則がいきるものである。
この場合2つのパターンがあり、1つは簡単な課題でやる気が起きないものである。
この場合パフォーマンスはある程度あるが、その分ケアレスミスなどが増えてくる。
そのため、厳しいペナルティや喜ばれるご褒美などを設定して高めのプレッシャーやストレスを与えると効果的である。
また、難しい課題の場合は課題そのものがプレッシャーやストレスになるため、モチベーションの維持のためにプラスになるようなご褒美などを設定するとよい。
・スポーツ
スポーツもまた、ヤーキーズドットソンの法則が働くものである。
プレッシャーやストレスが適度にあったほうがいいパフォーマンスができるが、練習を一生懸命やってるのに試合に出れないなどのストレスによるモチベーションの低下や、大一番のプレッシャーで本来の力が発揮できないなど、どちらかといえば法則を使ってパフォーマンスを上げるというよりも、法則が自然に働いてしまっているパターンのほうが多い。
・ゲーム
ゲームはまさにヤーキーズドットソンの法則を最大限活かしたものである。
簡単にクリアできない適度なストレスと、ある敵を倒したら手に入るレアアイテムなどプレッシャーがかかる場面も多く、なおかつそのプレッシャーやストレスが不安や動揺、不快に感じない適度なレベルに常にあるのだ。
そのため、ゲームは一度はじめてしまうとなかなかやめられないのである。
☆まとめ
プレッシャーやストレスが適度にあると、パフォーマンスが向上するという法則、ヤーキーズドットソンの法則( ・ω・)ノ
ヤーキーズドットソンの法則は、名前のとおりヤーキーズとドットソンという2人の心理学者が発見した理論のことである( ・ω・)ノ
実験で実際にネズミに電気ショックを適度に与えながら学習させて迷路を攻略させることにも成功しており、この理論が人間にも当てはまることも証明されている( ^ω^ )
そして、ヤーキーズドットソンの法則は勉強やスポーツ、ゲームなど幅広い分野で働いている(^3^)/
目標達成のためにペナルティで全財産を競馬に掛けてみようかな…
過度なストレスでパフォーマンス落ちまくりそう 笑
みんなの夢が叶いますように、杉でした(^^)v