10倍ごとに呼び名が変わる、数の単位。
今回はそんな数の単位について書いていきたいと思う。
◎数の単位
数の単位の基本は一、十、百、千だ。
万以上のものは、一万、十万、百万、千万のように一、十、百、千をつけてケタが増えていき、千の十倍の数になると単位が変わっていく。
今回は万以上の数について1つずつ書いていきたいと思う。
・億
9ケタを超える数字が億。
人口や年商、宝くじの配当など使われる場面は多い。
・兆
13ケタを超える数字が兆。
国家予算などまだ使われることはある。
・京(けい)
17ケタを超える数字が京。
ここまでくるとほとんど使う場面はない。
・垓(がい)
21ケタを超える数字が垓。
ここから先は知らない人も多い。
・秭(じょ)
25ケタを超える数字が秭。
秭は旧字体で本来はのぎへんに予と書く。
・穣(じょう)
29ケタを超える数字が穣。
・溝(こう)
33ケタを超える数字が溝。
・澗(かん)
37ケタを超える数字が澗。
・正(せい)
41ケタを超える数字が正。
・載(さい)
45ケタを超える数字が載。
・極(ごく)
49ケタを超える数字が載。
・恒河沙(ごうがしゃ)
53ケタを超える数字が恒河沙。
・阿僧祇(あそうぎ)
57ケタを超える数字が阿僧祇。
・那由多(なゆた)
61ケタを超える数字が那由多。
・不可思議(ふかしぎ)
65ケタを超える数字が不可思議。
・無量大数(むりょうたいすう)
69ケタを超える数字が無量大数。
数字の単位としては最大のものであり、これ以上は存在しない。
そのため、73ケタを超えた場合は、一万無量大数と表現するのだ。
◎無量大数なんて存在するの?
一般的な電卓などを見ても、ケタが多いものでも兆くらいまでしか計算できないものが多い。
そもそも、京を超える数字が出てくる場面が存在しないからだ。
たとえば地球が誕生してから46億年たっているが、地球が誕生してから何秒たったという計算をしても、145065600000000000秒であり、無量大数とはほど遠い。
では無量大数など存在するのだろうかと考えるが、実は一番簡単なのは方眼紙でわかる。
方眼紙の角をA、対角の角をBとしてAからBに行くときにタテヨコを線に沿って進むときに行く方法は全部で何通りあるのかを考えると、実はたった10×10のものですでにとんでもない数になるのである。
もうひとつは銀河系すべての原子の数だ。
このように簡単に見ることができない数字が無量大数なのだ。
☆まとめ
10倍ごとに呼び名が変わる、数の単位(^ω^)
数の単位は小さいものから、一、十、百、千、万、億、兆、京、垓、秭(のぎへんに予)、穣、溝、澗、正、載、極、恒河沙、阿僧祇、那由多、不可思議、無量大数だ(^o^)/
無量大数はめったに見ることはできないが、方眼紙の角を使った何通りかという確率や、銀河系すべての原子の数など末広がりなものもしくはおびただしい数のものでしか使う場面がないのだ(^3^)/
アンドロメダまで何ミリかなぁ…
約2.5穣ミリかぁ、そう考えると行けちゃう? 笑
みんなの夢が叶いますように、杉でした(^^)v