不老不死で知られるクラゲ、ベニクラゲ。
今回はそんなベニクラゲについて書いていきたいと思う。
◎ベニクラゲとは?
ベニクラゲとは10ミリくらいの大きさの小さいクラゲだ。
透けて見える体のなかの消化器官や目などが赤いことから「ベニ」クラゲという名前になった。
ベニクラゲは不老不死のクラゲと呼ばれているが、それはあくまでも寿命の話であり、捕食されてしまうこともあるため死を免れられるという意味ではないのだ。
◎ベニクラゲは不老不死
ベニクラゲが不老不死と呼ばれているのは、その生態に答えがある。
通常、一般的なクラゲは、成熟、つまり大人になると生殖活動を行う。
そして、その生殖活動を終えて卵を産むとクラゲは体がバラバラに分解して海に溶けてしまうのだ。
当然卵から生まれたクラゲは、オスの親とメスの親の遺伝子を持つ子ども、つまりまったく別の生命である。
ところがベニクラゲは襲われたり傷ついたり病気になったり環境変化に耐えられなくなると、卵のような団子型に姿を変える。
そして、それが時間が経過するとベニクラゲは子クラゲからやり直すように再び成長しなおすのだ。
ちなみに、その団子型のものは受精卵ではないため、まったく同じ遺伝子、つまり自分自身の人生を1からやり直すことができるのだ。
現在では10回はやり直すことができるというのがわかっているため、たしかに不老不死だ。
ちなみに、淡水に入れるなど予測不能な極端な環境変化をするとその能力は発揮できないため、きれいな海で捕食されなければ必ず不老不死というのが正解である。
◎ベニクラゲが人生やり直すときに作り直す部分
ベニクラゲは不老不死と呼ばれ、きれいな海で捕食されなければその能力が発揮される。
ただし、やり直すときにすべてが受け継がれるわけではなく毎回作り直される部分がある。
それが「口柄(こうへい)」だ。
口柄とは、口と食道、胃袋、生殖器官の役割を果たす部分だが、この部分は団子型に姿を変えるときに切り離される、もしくは消滅するのだ。
ちなみに、口柄は切り離された場合その部分だけが生き残り生殖活動を終えると他のクラゲと同じように消滅するのだ。
☆まとめ
不老不死で知られるクラゲ、ベニクラゲ(^ω^)
ベニクラゲとは10ミリくらいの小さいクラゲで、消化器官や目などが赤いことからこの名前がついた( ´∀`)/
ベニクラゲが不老不死なのは、きれいな海で捕食されなければピンチのときに団子型の卵のようなものに姿を変えて、自分自身として人生を1からやり直すことができるからだ(^o^)/
そして、やり直すときに唯一作り直されるのが口柄で、切り離された口柄も生殖活動を終えるまでは生き残れるのだ(^3^)/
団子型になれば人生やり直せるのかな…
赤ちゃんからやり直すの意外としんどい 笑
みんなの夢が叶いますように、杉でした(^^)v