茶室に設けられた小さくて狭い入り口、にじり口。
今回はそんなにじり口について書いていきたいと思う。
◎にじり口とは?
にじり口とは茶室に設けられた小さくて狭い入り口のことだ。
高さが67センチ、幅が64センチほどであるため、とても歩いて入れるような大きさではない。
ちなみに茶室そのものはにじり口とはうってかわって天井が高めに作られているのだ。
◎にじるってどういうこと?
にじるとは聞き慣れない動詞であるが、実は本当にある動作なのだ。
にじるとは正座をしたまま手で床を押しながら前進する動作である。
にじり口は入るために自然ににじることができることから身分の差がなく誰もが頭を下げながら入らなければならないことから存在するともいわれているのだ。
◎にじり口が小さくて狭い理由
茶室ができたのは千利休が活躍した時代であるが、その当時の日本は戦国時代真っ只中だった。
当時は武士も茶の湯を楽しんでいたが、当時の武士が持っていた刀のサイズは短いものでも60センチを超えていた。
つまりにじり口は武士が入るときに刀を持ち込めないようにするという目的があったのだ。
ちなみに、当時の武士は常に刀を持ち歩いていたため、刀を外さなければいけない茶室は画期的なものであった。
しかし、刀を外さなければ入れないからこそ、非日常を感じられる茶の湯は日本の文化として広まっていったのである。
☆まとめ
茶室に設けられた小さくて狭い入り口、にじり口(^ω^)
にじり口とは茶室に設けられた小さくて狭い入り口のことで、高さ、幅ともにとても狭い( ´∀`)/
にじるとは正座しながら手をついて前進する動作で、にじり口にはどんな身分の人でも頭を下げながら入らなければならないという平等の意味もある(^o^)/
そしてにじり口が小さくて狭く作られたのは、茶室ができた時代が戦国時代であったため、武士が刀を持ち込めないようにするためなのだ(^3^)/
にじり口はセキュリティにもなりそうだな、うちの玄関もにじり口にしよう…
冷蔵庫買ったけど搬入できない 笑
みんなの夢が叶いますように、杉でした(^^)v