公共施設や乗り物などでたまに見かける、この水は飲み水ではありません。
今回はそんな飲み水ではありませんについて書いていきたいと思う。
◎飲み水ではありませんとは?
飲み水ではありませんという表記はおもに公共施設や乗り物などの手洗い場などで見かける。
飲めないということは汚い水なのかというイメージを持ってしまうが、「飲み水ではありません」という表記はあくまで体内に入れるのに適さないという意味で、もとは水道水であるため手を洗ったりするぶんには問題ない。
つまり、飲み水ではありませんという表記は万が一飲んでしまったときに健康被害が出ても責任取れませんよという理由であるのだ。
◎飲み水の基準
日本は水道水の飲み水としての基準がめちゃくちゃ高い国である。
そもそも世界では水道水を飲める国はわずか15ヵ国くらいしかない。
日本の基準のなかでもっとも厳しいのが大腸菌で、日本の飲める水道水においては1匹たりとも検出されてはいけないのだ。
◎飲み水ではありませんという水ももとは水道水
飲み水ではありませんという水の大半はタンクなどに貯められた水道水だ。
飲める水が飲めなくなる理由は、水の「塩素濃度」で、この塩素が同じ場所で滞留すると蒸発してしまうからだ。
そして塩素がなくなると細菌が繁殖してしまい、大腸菌が検出されるおそれがあるため、飲み水ではありませんということになるのである。
ちなみに、タンクなどに水道水を貯めて塩素濃度が基準を下回るのは日陰で4日間、夏場の日なたでは1日ももたないのだ。
☆まとめ
公共施設や乗り物などでたまに見かける、この水は飲み水ではありません(^ω^)
飲み水ではありませんという表記がある水はもともとは水道水であるが、飲むと健康被害が出るおそれがあるという意味だ( *・ω・)ノ
日本の飲用の水道水の基準は世界でもトップクラスであり、大腸菌に関しては1匹たりとも検出されることが許されない(^o^)/
そして、飲める水が飲めなくなる理由は、タンクなどに水道水を貯めて滞留させると、細菌の繁殖を防ぐ塩素が蒸発してしまうからだ(^3^)/
冷蔵庫の奥から飲みかけの水が出てきた、この水は飲み水ではありませんという表記を貼っとくか…
いや、捨てなさい 笑
みんなの夢が叶いますように、杉でした(^^)v