中華料理の黒い卵、ピータン。
今回はそんなピータンについて書いていきたいと思う。
◎ピータンとは?
ピータンはアルカリ性により発酵させた卵だ。
理論上は他の鳥の卵でもできるが、一般的にはアヒルの卵が使われていることが多い。
ピータンが生まれたのは偶然で、中国の明王朝の時代に、アヒルの卵を灰の中に埋めたことを忘れてしまい、2ヶ月ほどたってから卵を見つけると、今の「ピータン」の形になっていたのだ。
そして、ピータンはゆで卵のような食感になっているが、実はピータンは一度も火を通していない。
生卵を灰などのアルカリ性のものに入れると、その効果で卵のたんぱく質が固まって、白身はゼリー状に、黄身はペースト状に固まりピータンになる。
◎ピータンの作り方
ピータンは発酵食品であるため、作るのには時間がかかるが、アルカリ性の効果で自然にできてしまうため、仕込みをしたらあとは放置でできるのも特徴である。
ピータンを作るのに必要なおもな材料は以下のとおりだ。
・アヒルの卵
・灰、石灰
・木炭
・塩
・粘土
・もみ殻
灰もしくは石灰、木炭、塩を混ぜたものを粘土と混ぜて卵に塗りつけて、そこにもみ殻をまぶして冷暗所に2ヶ月ほど保管するとピータンになる。
また、普通に作ると2ヶ月以上かかるので、ピータンは発酵速度を早めるためにかつて鉛が使われていたが、鉛は人体に悪影響を及ぼす危険性があるため、最近では無鉛もしくは厳しい検査基準をクリアしたもののみが市場に出回っているため、安心して食べることができる。
☆まとめ
中華料理の黒い卵、ピータン( ・ω・)ノ
ピータンはアヒルの卵をアルカリ性により発酵させたもので、ゆで卵のような食感になっているが実は一度も火を通してはいなくて、アルカリ性の効果で固まっている(^o^)/
ピータンは仕込みをすればあとはひたすら放置の発酵食品であり、アヒルの卵を灰もしくは石灰、木炭、塩、粘土、もみ殻などで包んで保管することでできるのだ(^3^)/
イクラをピータンにしたらキャビアになるかなぁ…
食べる勇気がでないかも 笑
みんなの夢が叶いますように、杉でした(^^)v