乗り物のトイレに採用されている、真空吸引式トイレ。
今回はそんな真空吸引式トイレについて書いていきたいと思う。
◎真空吸引式トイレとは?
真空吸引式トイレとは、便器の底をシャッターで閉めきっておいて、排泄物を溜めるタンクを真空にして、シャッターが解放されたときに空気を取り込む力で吸引するトイレだ。
真空吸引式トイレは乗り物に採用されているが、これには流すための水を多くストックしておけないことなどの理由があり、メーカーもそのために開発したのである。
◎真空吸引式トイレの仕組み
真空吸引式トイレは、トイレの排出弁でシャッターをして、汚物タンクへ運ぶための移送タンクを真空状態にして、水を流すと弁が開き空気が移動する力で瞬間的に吸引される。
洗浄スイッチは給水加圧器と排出弁と連動していて、水による洗浄と真空による吸引の両方を行う。
洗浄にはきれいな清水が使われていて、汚物タンクの水をろ過などをして再利用することはない。
真空吸引式トイレは吸引力が強いため、1回で流れる水は牛乳ビン1本分くらいで清潔を保つことができるのだ。
◎真空吸引式トイレが採用されている乗り物
・電車
新幹線や特急列車、長距離を走る列車などには真空吸引式トイレが設置されている。
・船
フェリーなどのトイレも真空吸引式トイレだ。
海なら水がいっぱいあるのになぜと思うかもしれないが、水洗トイレで海水を使うと詰まりやすくなるので海では貴重な真水を使うからだ。
・飛行機
飛行機も水をあまり積めないため真空吸引式トイレを採用している。
飛行機の場合は高いところを飛ぶため外の気圧と機内の圧力の差を利用している。
そのため、電車や船のものよりも飛行中は吸引力が強いのだ。
☆まとめ
乗り物のトイレに採用されている、真空吸引式トイレ(^ω^)
真空吸引式トイレとは、水をストックできない乗り物のために、真空による気圧差で吸引するトイレだ(^o^)/
真空吸引式トイレは、排出弁でシャッターをして、汚物タンクと便器をつなぐ移送タンクを真空にすることで、洗浄スイッチを押したときに水が流れるタイミングでシャッターが開き気圧差で一気に吸引するトイレである(^-^)/
そして、真空吸引式トイレは電車、船、飛行機などの長距離を移動する乗り物に多く設置されているのだ(^3^)/
水が少なくてもいいのかぁ、そしたら家のトイレも…
汚物タンクの回収誰がするの? 笑
みんなの夢が叶いますように、杉でした(^^)v