セーターは普通に洗濯すると縮んだり穴が空いたりしてしまう。
面倒くさいけど手洗いしたり、クリーニングに出したりしないとすぐダメになる。
では一体なぜ普通に洗濯するとダメになってしまうのか、原因を見てみよう。
1、洗剤
セーターなどのニット素材のものは、ウール製品である。ウールとは羊の毛だ。
洗剤には衣服をきれいにするためにさまざまな酵素が含まれている。
たとえばアミラーゼという酵素はデンプンを分解して、リパーゼという酵素は脂質を分解する。
そして今回注目する酵素はプロテアーゼだ。
プロテアーゼは食べこぼしをしてしまったときのシミなどに有効であるが実はこのプロテアーゼはたんぱく質を分解する酵素だ。
冒頭で述べたとおり、ウールは羊の毛であり羊の毛ということは主成分はたんぱく質である。
つまり洗剤に含まれたプロテアーゼでウールのたんぱく質が分解されてしまい、セーターに穴が空いてしまうのである。
2、洗濯機でかき回す
ウールの表面はキューティクルといううろこのようなザラザラした人間の髪の毛と同じような構造をしている。
その表面のキューティクルは乾いた状態だと閉じているが、水に濡れると開いてしまう。
そして洗濯機で洗うとキューティクルが開いた状態でかき回されてしまう。
そうするとうろこのようなキューティクルが絡みついてしまい乾いても元に戻らなくなった結果セーターが縮むという現象が起こる。
☆まとめ
セーターが縮んでしまう原因は2つある( ・ω・)ノ
1つは洗剤によるたんぱく質の分解、そしてもう1つは洗濯機でかき回された結果繊維が元に戻らなくなることだ(^ω^)
服には必ず洗濯表示がありデリケートな服には必ず禁止事項がある( *・ω・)ノ
お気に入りの服を洗うときは洗う前に一度洗濯表示を必ず確認してから洗おう(^3^)/
みんなの夢が叶いますように、杉でした(^^)v