早口言葉でおなじみの生麦生米生卵。
今回はそんな生麦生米生卵について書いていきたいと思う。
◎生麦生米生卵って?
生のものを3つ並べただけの言葉だけど、早口言葉であるように非常に発音しづらい。
これは、ガ行とナ行とマ行が連続しているためである。
◎生麦を食べると?
生の麦を食べてはいけないとよく言われているが、一体なぜだろう?
生の麦の代表的なものといえば小麦粉である。
小麦粉自体は製造工程で異物が除去されているため、キレイなものではあるが、麦そのものには雑菌がついている。
小麦粉は不純物を取り除いているが、殺菌はされていない。
そのため、小麦粉の状態のままで食べるのは良くないのだ。
さらに麦は加熱しない状態で食べると消化されにくい。
そのことからも生麦を食べるのは良くないと考えられている。
◎生米を食べると?
炊かないで生で米を食べることはそもそもほとんどない。
生米は食べると非常に消化が悪く、胃で溶けず小腸でも吸収されないためそのまま出てくるらしい。
しかし、日本で弥生時代に米が伝わったときには生で食べていたそうだ。
生米をずっと食べるとこめかみが痛くなるが、これが「こめかみ(米噛み)」の語源である。
そもそも茶碗1杯の米を生で食べるとなると相当な労力を使うことになる。
そのため、米を炊いて食べるように変化していったのだ。
◎生卵を食べると?
生卵は日本ではすき焼きや卵かけごはんなど多く食べられているが、実は生卵を食べるのは日本だけである。
海外で「生卵」のイメージを聞くと、日本人かロッキーしか食べないものだと答えられる。
日本では当たり前のように生卵を食べているが、生卵は実はサルモネラ菌の食中毒の危険があるのだ。
海外では卵の生食が禁止されている国もあるが、なぜ日本では生卵が食べられるのだろうか?
日本では卵の徹底的な管理がされていて、採卵日や賞味期限が卵に記載されていて、消費者が買ったあとも冷蔵庫で保管して期限までに使うからだ。
そもそも生卵の食中毒が起きる最大の原因は卵が古くなっているためである。
サルモネラ菌は通常卵の殻にいるが、時間が経過すると内部に侵入してしまうのだ。
つまり日本は生卵が食べられるくらい徹底した鮮度管理ができている国なのである。
☆まとめ
早口言葉でおなじみの生麦生米生卵(^ω^)
実はただの早口言葉ってだけではなくて、生で食べてはいけないものの羅列だったのだ( *・ω・)ノ
生の麦は殺菌していないため、食中毒の恐れがある(^_^;)
生の米は非常に消化が悪く、食べたままそのまま出てくるほどだ(・ε・` )
生卵は日本では食べられているが、古い卵はサルモネラ菌の食中毒の危険がある(´・ω・`)
他に生で食べてはいけないものにキャッサバがある( ・`ω・´)
生麦生米生卵生キャッサバ…少し言いやすくなったかな? 笑
みんなの夢が叶いますように、杉でした(^^)v