大勢の中から選ばれるという意味のことわざ、白羽の矢が立つ。
今回はそんな白羽の矢が立つについて書いていきたいと思う。
◎白羽の矢とは?
白羽の矢とは白い羽のついた矢のことだ。
昔は屋根に白羽の矢を立てる風習や、祭りの場所を神に委ねて矢を放ち立ったところを神に決められた場所としていたこともある。
ちなみに白羽の矢が立つの矢は、弓で放たれたものではなく、人為的に手で立てた矢であるため、白羽の矢が当たるという表現は誤用である。
◎白羽の矢が立つの2つの意味
白羽の矢が立つにはどちらも大勢の中から選ばれるという部分は変わらないが、2つの意味がある。
・犠牲になる
もともとは、昔に自然災害なとが神の仕業とされていた時代に生け贄として神に捧げられた人が住む家の屋根に、白い羽の矢が立てられたことからこの言葉が生まれた。
そのため、大勢の中から犠牲になる者として選ばれることから、現在で犠牲になるという意味としては、困難な役目や無理難題などを行うものが選ばれたときに白羽の矢が立つを使う。
・選抜される、抜擢される
一方で生け贄は今では考えられないが、神に仕えることとして名誉的なありがたいことだという考えもある。
そのため、大変ではあるが少ない枠に多くの候補がいるなかから選抜された、抜擢されたということに対しても白羽の矢が立つを使う。
◎白羽の矢が立つの例文
・大臣には、意外な人物に白羽の矢が立った。
・店舗の責任者として、彼女に白羽の矢が立った。
・サバイバルゲームのおとりとして、白羽の矢が立った。
・けが人の代役として、ルーキーに白羽の矢が立った。
・海外留学の経験から、外国人視察団の案内人として白羽の矢が立った。
・合理的な仕事の進め方ができる彼に、リーダーの白羽の矢が立つのは自然なことだ。
ピンチはチャンス(^o^)/
☆まとめ
大勢の中から選ばれるという意味のことわざ、白羽の矢が立つ(^ω^)
白羽の矢とは、人為的に立てられた目印のような白い羽の矢のことであるため、立つ、立てるなどが正解で、当てる、当たるは誤用である(^_^;)
白羽の矢が立つには2つの意味があり、1つは犠牲になる人を大勢の中から選ぶ、もう1つは多くの候補がいるなかから選抜する、抜擢するという意味だ(^ω^)
そして白羽の矢が立つを使う場合は犠牲の場合も選抜の場合も困難なことであることは多いが、選ばれなかった者も多くいるため、ピンチはチャンスなのかもしれない(^3^)/
神に選ばれた場所っぽくなるから家の屋根の上に白い羽の矢を立てようかな…
忘れて1年後くらいに黒羽の矢になってそう、地獄 笑
みんなの夢が叶いますように、杉でした(^^)v