いろいろな料理に使われている片栗粉。
今回はそんな片栗粉について書いていきたいと思う。
◎片栗粉の「片栗」って何?
片栗粉の片栗は、カタクリという植物からきている。
カタクリはユリ科の植物である。
そのカタクリの茎から作っていたのが片栗粉である。
カタクリという名前は、片栗粉の原料である茎の部分が、栗を半分に割ったときの片割れに形が似ているところからついたといわれている。
◎ということは片栗粉はカタクリの粉なの?
カタクリはそもそも分布している地域が少ない。
日本以外では、朝鮮半島とサハリンとロシアの東側の一部のみなのだ。
また、仮にカタクリを農業として栽培する場合、粉にできるほどの茎の大きさにするのに8年ほどかかる。
さらにカタクリは絶滅が危惧されているため、カタクリを使っている片栗粉はほとんどないのが現状だ。
◎そしたら今売ってる片栗粉って何からできてる?
片栗粉の材料としてカタクリが使われなくなっても、片栗粉はいまだに売っている。
その片栗粉の原材料を見ると、「馬鈴薯(ばれいしょ)」と書いてある。
つまり、ジャガイモだ。
明治時代以降北海道が開拓されると、北海道でジャガイモが大量に作られるようになった。
カタクリの茎もジャガイモも両方デンプンが多く含まれているので、そのジャガイモに白羽の矢が立ったのだ。
◎片栗粉を使った料理
・竜田揚げ
竜田揚げとは「ちはやふる」ではじまる百人一首に出てくる竜田川が名前の由来だ。
・八宝菜
・酢豚
・麻婆豆腐
中華料理などでとろみをつけるためにも片栗粉は使われる。
これは、デンプンを水に溶いて加熱するとゲル状になる「糊化(こか)」という現象を料理に取り入れたものだ。
☆まとめ
いろいろな料理に使われている片栗粉(^o^)/
片栗粉の「片栗」はカタクリというユリ科の植物からきている( ・ω・)ノ
そのため、カタクリは栽培も難しく、分布も少ない(´・ω・`)
そのため、現在では片栗粉はジャガイモから作られているのだ(^o^)/
片栗粉は揚げものやとろみをつけるのに活用されている。
コーラに片栗粉入れたらトロトロになるかなぁ…加熱しなきゃだから炭酸なくなりそう 笑
みんなの夢が叶いますように、杉でした(^^)v