和室の床にある伝統的な床材、畳。
今回はそんな畳について書いていきたいと思う。
◎畳とは?
畳は世界を見渡しても日本にしかない独自の文化だ。
畳は、見える部分のゴザのような部分、「畳表」と、回りを彩る「畳縁」、そして、畳の裏側である「畳床」の3つの要素でできている。
畳表は、ゴザを土台である畳床に縫いつけてあり、この部分が劣化すると畳の張り替えを行う。
畳縁は、側面に縫いつけてある畳のなかでいえば「デザイン」の部分であり、畳においてもっとも目立つ部分であるため、部屋の雰囲気を左右する重要な部分なのである。
畳床は昔はワラを使っていたが、保温性や除湿、空気の浄化などがある反面、製造工程でのさまざまな問題やダニなどの発生、カビなどが繁殖するということもあり、近年の畳は木材や発泡スチロールなどを使った「建材畳床」というものが使われていることが多いのである。
◎畳はどうやってできてる?
畳の原料は「イグサ」という植物でできている。
イグサは湿地や浅い水中に生えている植物で、その茎を乾燥させたものが畳に使われている。
畳を作るにはまずはイグサを織り込んでゴザを作る。
次に畳床の材料を決められた大きさに正確に裁断し、それに合わせて畳表になるゴザも裁断する。
それが終わったら畳床に畳表を乗せて、たるまないように貼り付けてから縫う。
側面を調整したあとに最後に畳縁を縫いつけたら畳の完成である。
◎1畳と1帖
不動産の案内などで見かける1畳と1帖。
どちらも「いちじょう」であり、同じものを指すが、1帖は和室と洋室の違いのために生まれたものなのだ。
1畳は実は地域差もあり、もっとも差があるものを比較すると3700平方センチメートルもある。
ハンカチ3枚分くらいの面積であるが、6畳までいくとそれなりの違いがあるのだ。
畳(帖)という単位はそのように誤差はあるが、基本的には畳1枚分の面積として考えても問題はない。
ちなみに、よく土地に使われている「坪」は、畳2枚分とほぼ同じといわれているので、畳をイメージすると広さがわかりやすいだろう。
☆まとめ
和室の床にある伝統的な床材、畳( ^ω^ )
畳は日本独自の文化で、畳は「畳表」、「畳縁」、「畳床」の3つの要素でできている(^o^)/
畳は「イグサ」という植物からできていて、サイズを確認しながら裁断、縫いつけをして完成している( ・ω・)ノ
そして、不動産の案内などで見かける1畳、1帖は、地域差はあるが畳1枚分の面積として考えても問題ないため、畳を見ることで広さをイメージすることができるのだ(^3^)/
ステイホーム期間に畳を作ってみようかなぁ…
やる気はあってもイグサがない 笑
みんなの夢が叶いますように、杉でした(^^)v