海などの水の色が赤く染まる現象、赤潮。
今回はそんな赤潮について書いていきたいと思う。
◎赤潮とは?
赤潮という現象は知っているという人も多いが、赤潮を実際に見たことがあるという人は意外と少ない。
では、赤潮は珍しい現象なのかというと実はそんなことはなく、毎日日本中のどこかの海で大なり小なり起きているのだ。
赤潮は魚の大量死やのりの色落ち、貝毒などの水産業に打撃を与える環境問題でもあるが、その一方で海洋生態系を支えるための重要な現象でもあるのだ。
◎赤潮の原因
赤潮の最大の原因はプランクトンの異常な増殖によるものだ。
特に発生しやすい場所は川と海が交わる閉鎖的な水温が高い場所である。
プランクトンが増える原因は水の中の栄養が豊富になることと、プランクトンを捕食する生物が減ることである。
そもそも、赤潮は大昔でも発生していたという文献があるが、実は現代のほうが発生しやすくなっている。
その理由としては生活排水および工業排水による水中の栄養の増加と、干拓や埋め立てや護岸工事による干潟や浅場の減少で起こるプランクトンの捕食生物の減少があげられる。
◎青潮もある
赤潮はそのときの状況により色の変化が起きるが、青潮というまったく色が違うものもある。
赤潮は「生きたプランクトン」が増えて起きる現象であるが、青潮は「死んだプランクトン」により起きる現象である。
青潮は赤潮が発生したあとに起こる現象だ。
赤潮でプランクトンは大量発生するが、大多数は死んでしまい海底に沈んでいく。
海底には分解するバクテリアが多くいるため、プランクトンが死んで沈むと分解が一斉にはじまる。
バクテリアが分解するときには酸素が消費されるが、その数が多いと海底の海水は酸素がなくなり上昇してくる。
これが青潮なのだ。
青潮は酸素がほとんどないため、エラ呼吸や皮膚呼吸する海洋生物たちは窒息してしまう。
そのため、赤潮よりも青潮のほうが水産業に与える打撃が多いのである。
☆まとめ
海の色が赤く染まる現象、赤潮( ・ω・)ノ
赤潮は珍しい現象ではなく、毎日日本中のどこかの海で大なり小なり発生していて、魚の大量死やのりの色落ち、貝毒などの原因にもなっている(´・ω・`)
赤潮の原因はプランクトンの異常な増殖であり、大昔でも発生していた文献があるが、現在のほうが生活排水および工業排水による水中の栄養の増加、干拓や埋め立て、護岸工事による干潟や浅場の減少で起こる捕食生物の減少により多くなっている(*´・ω・)
そして、青潮というものがあり、これは死んだプランクトンのバクテリアの分解による酸素の減少で起こるもので、実は赤潮よりも水産業に与える打撃は大きいのだ(・ε・` )
いちごの入浴剤風呂に入れたよ~赤潮だ!
プランクトンが見当たらない 笑
みんなの夢が叶いますように、杉でした(^^)v