車が水の上を走ったときにハンドルやブレーキが効かなくなる現象、ハイドロプレーニング現象。
今回はそんなハイドロプレーニング現象について書いていきたいと思う。
◎ハイドロプレーニング現象とは?
ハイドロプレーニング現象は、路面に溜まった水の量がタイヤの排水能力を超えたときに発生する現象だ。
ハイドロプレーニング現象で起きる状況は、路面の上に溜まった水たまりの水面と、タイヤの間に膜ができて、タイヤが水たまりに浮いてしまうことだ。
そしてこの現象は1トン以上ある大型の車や、もっと大きい飛行機でも起きてしまうのである。
車輪やタイヤは、地上を走るためにできているため、水面ではコントロールが効かなくなる。
そのため、方向を換えるハンドルや、走行を制御するブレーキが効かなくなるのだ。
ちなみに、下手にハンドルやブレーキを使うとハイドロプレーニング現象がおさまった瞬間にスピンなどの危険があるため、アクセルを離す以外はなにもしないほうが安全なのである。
また、飛行機は雨の日の着陸のときに、あえて強めに着陸することによって水面に膜が張るのを防ぐことができる。
◎ハイドロプレーニング現象の原因
コントロールが効かなくなるおそろしいハイドロプレーニング現象であるが、実は大半は防ぐことができる。
ハイドロプレーニング現象のおもな原因は以下のとおりだ。
・タイヤの溝の磨耗
タイヤの溝がなくなると、タイヤと路面の間の水を排水しきれなくなる。
タイヤの溝は安全のためにあるので、なくなってきたら交換するのは重要だ。
・水の増加
ハイドロプレーニング現象は、路面に溜まった水の量がタイヤの排水能力を超えたときに発生するので、水の量が多すぎるといくら対策しても起きてしまう。
そのため、水が溜まりすぎている道路を避けることも大切だ。
・タイヤの空気圧不足
タイヤの空気圧が少ないと、タイヤの路面に触れる面積が少なくなる。
水は接地面が多いほうが浮く力が増えるため、排水しきれなくなるためにハイドロプレーニング現象が発生しやすくなる。
そのため、タイヤの空気圧も重要である。
・スピードの出しすぎ
スピードを出せば出すほど、水は液体であるため抵抗が発生してタイヤの排水能力が低下する。
また、飛行機の離陸のときと同じでスピードにより上向きの気流が発生する。
そして、その2つが重なったときにハイドロプレーニング現象が発生するのだ。
そのため、雨の日にスピードを落とすことは大切なのである。
☆まとめ
車が水の上を走ったときにハンドルやブレーキが効かなくなる現象、ハイドロプレーニング現象( ・ω・)ノ
ハイドロプレーニング現象は路面に溜まった水の量がタイヤの排水能力を超えたときに発生する現象で、車の重さなどに関わらず起きるもので、ハンドルやブレーキが効かなくなるとても危険なものだ( ・`ω・´)
また、ハイドロプレーニング現象は、タイヤの溝の磨耗、水の増加、タイヤの空気圧不足、スピードの出しすぎなどで起きるため、それらを避けることが大切である( *・ω・)ノ
水たまりを作ってラジコンでハイドロプレーニング現象を起こしてみようかな…
タイヤの溝削るのもったいない 笑
みんなの夢が叶いますように、杉でした(^^)v