おにぎりや定食などに添えられている漬け物、たくあん。
今回はそんなたくあんについて書いていきたいと思う。
◎たくあんという名前
たくあんというのは江戸時代に「沢庵宗彭(たくあんそうほう)」というお坊さんが考えたといわれている。
もともとは名前のない漬け物であったが、徳川家光が沢庵宗彭がいる寺に訪れたときにたくあんを食べたところ、「名前がないのであればたくあん漬けと呼びなさい」と言ったという言い伝えがある。
◎たくあんの作り方
たくあんは大根を干したあとに漬ける漬け物である。
材料は以下のとおりだ。
・大根
・米ぬか
・塩
●作り方
1、大根を天日干しにして、手で曲げられる程度までひからびさせる。
2、干した大根を米ぬかに塩を加えたものに漬ける。
3、1ヶ月以上漬け込んだらたくあんのできあがり。
◎たくあんはなんで黄色いの?
大根を塩漬けすると、だんだん黄色くなっていく。
これは、大根に含まれる辛味成分が分解されて他の成分と結合すると黄色くなるからだ。
気温が高くなればなるほど黄色くなるため、たくあんの製造メーカーでは黄色くなりすぎないよう温度管理を徹底している。
◎たくあんの枚数
パックのおにぎりや弁当、定食などのごはんに添えてあるたくあんはだいたい2枚である。
この2枚という枚数は「なんとなく」ではなく、ちゃんとした理由があるのだ。
たくあんは江戸時代に「たくあん漬け」と名前がついたあと全国的に広がっていった。
ごはんのお供として欠かせなくなったたくあんは、当然侍にも出される。
しかし侍にたくあんを1枚、もしくは3枚出すのはタブーであった。
なんでかっていうと、たくあん1枚は1切れ(人を斬れ)、たくあん3枚は3切れ(身を斬れ「腹を斬れ」)を連想させるからだ。
その名残でたくあんが2切れが定番になったが、一部の地域では3枚が縁起のいいものとされて、たくあん3切れを付けて出す場合もある。
◎たくあんを使った料理
・新香巻き
たくあんののり巻き。
・いぶりがっこ
秋田名物。たくあんを燻製するのではなく、干した大根を燻製したものをたくあんにする。
・遠州焼き
静岡のお好み焼き。生地にたくあんを刻んだものが入っている。
・サラダパン
滋賀県のサラダパン。刻んだたくあんをマヨネーズで和えたものがパンに挟まっている。
☆まとめ
おにぎりや定食などに添えられている漬け物、たくあん(^o^)/
たくあんという名前は「沢庵宗彭」というお坊さんからついた名前だ( ・ω・)ノ
たくあんは大根、米ぬか、塩から作られている。
たくあんが黄色いのは、大根の辛味成分が分解されて他の成分と結合すると黄色くなるからだ( ^ω^ )
おにぎりや弁当、定食などのたくあんが2枚なのは、江戸時代からの風習で、1切れ(人を斬れ)と3切れ(身を斬れ「腹を斬れ」)を避けて2切れが採用された。
また、たくあんを使った料理が各地にある(^3^)/
そしたら24が縁起がいい数字だからたくあん24枚添えたらいいんじゃない?
もはや添え物じゃなくてメインだけど 笑
みんなの夢が叶いますように、杉でした(^^)v