柿は柿でも渋い味がする柿、渋柿。
今回はそんな渋柿について書いていきたいと思う。
◎渋柿と甘柿
柿には大きく分けて渋柿と甘柿がある。
実は柿はもともとは渋柿しかない果実だった。
ところが、渋柿のなかにも突然変異で甘いものが発見されて、それが甘柿として食べられるようになったのだ。
現在青果の生で食べる柿はすべてが品種改良された甘柿であり、「渋柿」という名称で販売されていることはまずない。
では、育てた柿が渋柿だったら捨ててしまうのかといったらそんなことはなく、実は渋柿から渋みを抜くことができるのだ。
渋柿には実はマンゴーやメロンと同じくらいの糖度があるため、渋みさえ抜くことができれば甘い。
そのため、渋柿もアルコールや炭酸ガスなどで渋みを抜いたり、干し柿などに加工したりして甘い柿になって販売されているのである。
◎渋柿の渋み
一般的に味覚といえば「甘い」「苦い」「辛い」「しょっぱい」「酸っぱい」などがあげられるが、渋柿は「渋い」だ。
渋いというのはどちらかといえば、味覚ではなく感覚に近いといわれている。
実は渋柿の渋みの正体は、ワインやお茶などに含まれている「ポリフェノール」の一種の「タンニン」だ。
柿には水分があるため、かじると水分が染みでてくるが、タンニンは水に溶けやすいためその水分に渋みを感じるのだ。
渋みとは口の中の細胞と結合するため、そのときに「苦い風味」「のどを通るときにイガイガする」「口の中にチクチク刺さる」感覚が起きることなのだ。
◎渋柿と甘柿の見分け方
今では農業関係者の努力により、渋柿が見られることは少なくなった。
しかし、それでも渋い柿は食べたくないものである。
そこで、食べる前にその柿が渋柿か甘柿かを見分ける方法がある。
それが柿の断面にある黒い粒だ。
あの黒い粒は渋みが水に溶けない性質に変わったことを示していて、むしろそのまわりは甘みが凝縮されているのである。
つまり、切ったときに中に黒い粒がある柿はおいしい甘柿なのだ。
☆まとめ
柿は柿でも渋い味がする柿、渋柿(^ω^)
柿には甘柿と渋柿があるが、実はもともとは柿は渋柿しかなく、突然変異で発見された甘柿を品種改良、もしくは渋みを抜くことで出荷されている(*´▽`)v
渋柿の渋みはポリフェノールのタンニンが原因で、「苦い風味」「のどを通るときにイガイガする」「口の中にチクチク刺さる」感覚が起きる(^_^;)
そして、渋柿と甘柿の見分け方で一番分かりやすいのは、切った断面に黒い粒があるかないかだ(^3^)/
てことはまさかさるかに合戦でサルとカニが争ってた柿は甘柿!?
すごい突然変異だ 笑
みんなの夢が叶いますように、杉でした(^^)v