持ち歩ける通信手段の元祖、ポケベル。
ポケベル自体はすでに2019年の秋に廃止されてしまったのであるが、今回はそんなポケベルについて書いていきたいと思う。
◎初期のポケベル
ポケベルというと数字を打ち込んでメッセージを送るイメージが強いが、初期のポケベルはただ外出中の人を呼び出すためだけのものであった。
わかりやすくいうとフードコートの呼び出しブザーのもっと広範囲で使えるものである。
◎全盛期のポケベル
全盛期のポケベルはいわゆる数字を打ち込んでメッセージが送れるものである。
数字の暗号にはいろいろなパターンがある。
○語呂合わせ系
・090
「遅れる」、携帯番号の頭文字ではない。
・49
「至急」を意味。
・11
「OK」、いいってこと。
・18
「NO」、嫌ってこと。
・92
「靴」、焼き肉の業界用語ではない 笑
・0840
「おはよう」、慎吾ママなら08―?
・39―
「ありがとう」、サンキュー、ハイフンは伸ばし棒として使用。
・8110
「バイト」、10は十で「ト」。
○見た目系
・0000
「車」、タイヤが4つあるから。
・00
「自転車」、タイヤが2つあるから。
・ー00ー
「メガネ」、顔文字に使える。
○変則系
・28ー
「猫」、鳴き声のニャー。
・117
「時間」、時報の番号から。
・5454
「風呂」、ゴシゴシ?笑
・0120
「無料」、フリーダイヤルから。
・123457890
「ろくでなし」、6がないからってもはや謎解き。
□数字を文字化するデメリット
・24ー10
「病院」と「美容院」が全く同じ表記だったため話が噛み合わなくなることがあった。
・428
一般的には「渋谷」と読むが「四ッ谷」とも読めるために集合場所を間違えることがあった。
◎最新のポケベル
最新のものでは文字も打つこともできたりなどもはや初期のガラケーと同レベルのものになった。
しかし、最後の頃は契約者も1500人まで減少してしまい幕を閉じてしまった。
☆まとめ
ポケベルはもともとはただ外出している人を呼び出すだけの遠隔ブザーのようなものだった( ・ω・)ノ
ポケベルの数字の暗号には語呂合わせ、文字の形、言葉の変換など謎解きの要素みたいなのがいっぱい詰まっていて面白い(^ω^)
そしてそんな画期的なものであったポケベルも携帯電話やスマホの普及によりついに消滅してしまった(・ε・` )
こんなこと書いたら何十年後かにスマホというものがあって…みたいな記事を誰かが書くかもしれない 笑
みんなの夢が叶いますように、杉でした(^^)v