通常は白衣などを着ている医師が手術のときに着替える、医師の衣装チェンジ。
今回はそんな医師の衣装チェンジについて書いていきたいと思う。
◎通常時の服装
医師や看護師などの医療従事者は通常時の服装は白衣が多いが、最近では水色やピンクなどの服を来ていることが多い。
白が多いのはもともとは黒が多かったが、医学の進歩により医療現場は清潔であることが重要であるということがわかると、あえて汚れが目立つ白を着ることで衛生への意識がさらに高まるようになったからだ。
看護師に関しては昔は教会の修道女が行っていたが、ナイチンゲールが看護師は専門的な教育が必要と看護学校を設立してから、衛生改革の一環で白い服を着るようになったのである。
◎手術のときの衣装
ところが手術のときに白い服を着る医療従事者は絶対にいない。
病院が舞台の映画やドラマを見るとわかるが、多くは緑の服を着ていて、実際の現場もそれと同様である。
これには実はきちんとした理由があり、人間の目には「補色残像」というものがあるからだ。
補色とは、赤、青、黄色のなかで反対の色のことで、赤もしくは紫では青もしくは緑、黄色なら青、青なら黄色といった感じだ。
そして、補色残像とは、特定の色を見続けたあとでその色が消えると、補色が残像として見える現象だ。
手術のときにもっともよく見るのは血液の「赤」だ。
手術は当然メスで体を切り開き行うため、長い時間赤を見続けることになる。
そのため、その赤を見続けたあとに視線を変えると緑の残像が現れる。
その緑の残像が手術に支障をきたすことが問題になった。
そこで、補色残像が出そうなところにあらかじめ反対の色を配置することにより、補色残像が緩和されることが発見されてからは、手術に関する設備や着る服が血の反対色である緑、もしくは青が採用されるようになったのである。
☆まとめ
通常は白衣などを着ている医師が手術のときに着替える、医師の衣装チェンジ( ・ω・)ノ
通常時は医療従事者は白、もしくはピンクや水色などを着ていることが多いが、これは衛生面においてあえて汚れが目立つ服を着ることで衛生への意識が高まるからである(^ω^)
一方で、手術のときに白い服を着る医療従事者はまずいない(*´・ω・)
これは、人間の目には「補色残像」というものがあり、手術中に目にする「血」の反対の色の緑の残像を緩和するために、あらかじめ緑や青を手術の環境に取り入れられているからだ(^o^)/
赤信号ずっと見てたらそのうち青い残像が見えるかなぁ…
いや、信号変わってるから進んでね 笑
みんなの夢が叶いますように、杉でした(^^)v