背中などの手が届かないところをかくときに使う道具、孫の手。
今回はそんな孫の手について書いていきたいと思う。
◎孫の手とは?
孫の手は手が届かないところをかくための道具だ。
形は長い棒状のもので、先は手のような形になっていて、その部分で体をかく。
日本の孫の手はおもに木、もしくは竹でできていて、長さは平均で45センチくらいといわれている。
また、背中がかゆくても手が届かないことは世界共通の悩みであるため、海外にもいろいろな孫の手があり、近年では海外の孫の手が輸入されて販売されていることもあるのだ。
◎孫の手の誕生
背中がかゆくても手が届かないことは世界共通の悩みだが、時代が変わっても同じである。
そのため、孫の手がいつ生まれたかはわかっていない。
そもそも原始時代ですら木の枝などで背中をかくことをしていたことから、それが「孫の手」という形になっただけで考えて作られたものでもないからだ。
実際に道具として流通するようになったのはオーダーメイドの服や下着などが誕生してからであり、当時日本以外の国は入浴の文化がそれほど浸透していなかったため体がかゆくなることが多かったからだ。
当時は孫の手は高級品で、銀や象牙で作られていたといわれている。
◎孫の手の由来
孫の手というと祖父祖母が孫に背中をかいてもらうというイメージからきているが、実は孫の手の由来はそのまま孫ではない。
孫の手というのは中国の古典に登場する仙人王遠(おうえん)の妹の仙女、「麻姑(まこ)」からきている。
麻姑は美人であったが、手の爪がとても長かった。
そのときに一緒に暮らしていた蔡経(さいけい)という家主が、背中がかゆくなったときに麻姑を見て、「この爪で背中をかいてもらったらどんなに気持ちいいだろう」と考えていたら、王遠に叱られたということがあった。
この故事から手が届かないところをかくときに使う道具を「麻姑の手(まこのて)」と呼ばれるようになり、それが日本に伝わったときに名前が訛って「まごのて」になったのである。
☆まとめ
背中などの手が届かないところをかくときに使う道具、孫の手( ・ω・)ノ
孫の手は手が届かない背中などをかくための道具で、世界共通の悩みであるためいろいろなものがある( ^ω^ )
孫の手のルーツは原始時代に木の枝などで背中をかいたところからきていて、道具としては入浴の習慣がない国で体がかゆくなったときにかくための道具として広まったといわれている(^o^)/
そして、孫の手の語源は仙女「麻姑の手」からきていて、日本に伝わったときに名前が訛って「まごのて」になったのだ(^3^)/
ネイルサロンの前に爪の写真がいっぱい貼ってある、この爪で背中をかいてもらったらどんなに気持ちいいだろう…
変態過ぎるわ 笑
みんなの夢が叶いますように、杉でした(^^)v