川底がまわりの平地よりも高い川、天井川。
今回はそんな天井川について書いていきたいと思う。
◎天井川とは?
天井川とは、川底がまわりの平地よりも高いところにある川だ。
そんなことあるかと思うかもしれないが、実際に200を超える川で天井川の状態が発生している。
実は天井川、自然な状態では絶対に起こらない。
天井川は人と自然が戦った結果できてしまったものなのだ。
川は通常、川幅全体を使って少しずつ流れを変えながら流れている。
また、川は低いところへて流れていくのが自然である。
しかし、まわりの平地に人が住むと、大雨による洪水などを防ぐために堤防をつくる。
そして、この堤防こそが天井川のできる原因なのだ。
堤防をつくると川は堤防がないときに比べて流れる範囲が制限される。
川は水だけが流れているように見えるが水と一緒に土砂も上流から下流へ流している。
すると土砂は一定のところに溜まっていくが、堤防の範囲内にしか流れることができないため川底に蓄積されていく。
流れる水の量は変わらないため川底が上がると水が流れる位置も上がる。
それによって堤防があっても水があふれるおそれがあるため、堤防をもっと高くする。
これを長い年月をかけて繰り返すことにより天井川が生まれるのだ。
◎天井川はどこにあるの?
天井川は200を超える数があるが、半分以上は関西にあり、もっとも多いのは滋賀県だ。
平地の家よりも高いところを流れているため、不思議な感じがする。
そして、家よりも高いところにあるため、川底の土砂が溜まると堤防はより高いものに改造される。
場所によっては川の下にトンネルがあり下を道路や線路が通っていることもある。
高さは民家の2階くらいの位置を川が流れていることもあるため今後どこまで高くなるかも楽しみなところだ。
☆まとめ
川底がまわりの平地よりも高い川、天井川( ・ω・)ノ
天井川は堤防をつくることにより川が土砂を自由に流すことができなくなった結果一定のところに土砂が蓄積されて川底が上がり、また堤防を高くしてを繰り返した結果生まれたものだ(^ω^)
そして、天井川は日本では200を超える数があり、高さは民家の2階くらいの位置を流れていることもあるのだ(^3^)/
天井川面白いから天井流れるプールとかつくればいいのに…
スカイプールってのがもうあった、一足遅かったようだ 笑
みんなの夢が叶いますように、杉でした(^^)v