地球上の面積の7割を占める海のうちの代表的な2つ、太平洋と大西洋。
今回はそんな太平洋と大西洋について書いていきたいと思う。
◎太平洋とは?
太平洋は、日本も面している海であるが、なんといっても最大の特徴は広さである。
アジアから日付変更線をまたいで南北アメリカ大陸まで続いていて、地球上の7割の面積を占める海の半分は太平洋だ。
太平洋は水深も深く、水の量が多いのも特徴であり、地球上の海水の50%は太平洋にある。
太平洋は水深が深いため、海底資源は採掘しにくいが、赤道付近以外の海の生物はとても多いため、漁業資源はとても多いのだ。
◎大西洋とは?
大西洋は南北アメリカ大陸とヨーロッパ、アフリカのあいだにある海だ。
広さは海全体の20%に満たないほどであり、水の量も面積の割りに少ない。
土砂などを海へ流し込む大きな川が多く流れ込んでいるため浅瀬が多く、海底資源は豊富に採れる反面、他の海との合流点が北極付近、南極付近であることから海の生き物の種類は少なく、アマゾン川よりも種類が少ないともいわれている。
◎太平洋は「太」、大西洋は「大」
太平洋、大西洋はともに大きな海であることは変わりがないが、なぜ太平洋は「太」、大西洋は「大」と書くのだろう?
その2つの名前がついた理由は、この海が日本に伝わってきたときにさかのぼるとわかる。
太平洋は、英語で「パシフィックオーシャン」と呼ばれていて、これを直訳すると「おだやかな海」となる。
これは、世界一周航海を世界ではじめて成功させた「マゼラン」が名づけたものだ。
マゼランは太平洋を縦断するのに100日ほどかかったが、この間に一度も嵐に合うこともなかったから平穏な海、パシフィックオーシャンと名づけた。
これが日本に伝わってきたときに、平穏は似ている単語「太平」と訳され、太平な海から「太平洋」となったのである。
一方で大西洋の歴史は古く、英語では「アトランティックオーシャン」と呼ばれている。
アトランティックは、古代ギリシャの時代に哲学者プラトンが唱えた、海中に沈んだ大陸、「アトランティス」からきている。
そして、これが日本に伝わってきたのは17世紀の漢字の世界地図だ。
大西洋は西洋の前方にひらけた大きな海ということで「大西洋」と書かれていたため、これが定着したのである。
☆まとめ
地球上の面積の7割を占める海のうちの代表的な2つ、太平洋と大西洋(^o^)/
太平洋は地球の海の面積の半分を占める大きな海で、水深は深く生き物は多い(^ω^)
太平洋は水深が浅いため水の量が少なく、他の海との合流点が南極付近と北極付近しかないため生き物の種類は少ない(^_^;)
そして、太平洋が「太」で大西洋が「大」なのは名前がついた背景が違うためであり、おだやかな海という意味の「太平洋」と、西洋の前方にひらけた大きな海という意味の「大西洋」として今もその名前が使われているのだ(^3^)/
マゼランがもし毎日嵐に襲われていたらどうなってたんだろ…?
大荒洋とか…しっくりこない 笑
みんなの夢が叶いますように、杉でした(^^)v