朱に交われば赤くなる、中国のことわざで朱色が入り交じれば赤味を帯びるように、人は付き合う人に感化されるものだ、ということ。
昔の言葉ではあるが、こういうことって気づかないうちに起きているものだ。
・野生のカマスの話
いろいろなセミナーなどでよく出てくる野生のカマスの話。
野生のカマスは肉食のため、通常は小魚などを食べて生活している。
その野生のカマスを透明な水槽に入れて、透明な仕切りを入れてその向こう側にエサとなる小魚を入れる。
すると最初は仕切りにぶつかりながら小魚を捕ろうとするが、捕れないことに気づくとやがて捕ろうとしなくなる。
そして、肉食の魚であるにも藻などを食べはじめ、やがて仕切りを取り除いても小魚を食べようとしない。
そのカマスがもう一度小魚を捕るようになるにはどうすればいいかというと、そこに新たに野生のカマスを投入することだ。
そのカマスが小魚を食べている姿を見て諦めて食べなくなったカマスが再び食べるようになる。
これと同じで人間も何らかの影響で今までできなかったこと、挑戦を諦めていたことを同じ目的を持つ仲間のなかに入れば挑戦するようになるっていう話である。
たしかに意識が高い人達と過ごせば自分の基準も上がるし、悪い人達と過ごせば自分自身の素行も悪くなっていくと思う。
そういう意味でも一緒に過ごす人が「環境の変化」となり自分の今後に影響を与えていくのだろう。
・環境に適応する
関東
関西
上の写真は関東と関西のエスカレーターだ。
よく知られている話だが、関東の人は左側に立ち、関西の人は右側に立つ。
もっと言うなら日本で車は左側を走るがアメリカでは右側だ。
ただみんなはそれを意識しないで気づいたらやっている。
なぜそうかというと、今目の前でそういうことが起きているから自分もやらなければと自然にそこの環境に適応していく。
面白い実験があって比較的簡単なABの2択問題を出題して、正解だと思うエリアに移動してもらう、出題した100人のうち90人はサクラで、サクラには間違えた答えのほうに移動してもらう、そうすると残りの10人のうち7人は答えが違うかもしれないと思っていたにも関わらず間違いのほうに移動してしまった。
それくらい人は無意識のレベルで多数派でありたいと思い、そういう選択をしてしまいがちなのだ。
だからこそ関わる人間も大切であり、1人で冷静に考えることも大切である。
☆まとめ
人は自分を取り巻く環境に左右され、無意識にその環境に染まっていく。
そのために環境選びも大切であり、また1人で冷静に考えて判断することも大切だ(^^)/
環境編はこれで終わり、次は目線編(^^)d
みんなの夢が叶いますように、杉でした(^^)v