昔ながらの殺虫剤、蚊取り線香。
今回はそんな蚊取り線香について書いていきたいと思う。
◎蚊取り線香の材料
そもそも蚊取り線香って何からできてるのだろうか?
実はベースは線香と同じものであり、そこに殺虫成分を練り込んであるのだ。
蚊取り線香の材料は以下のとおり。
・タブ粉
線香のベースとなるタブの木の粘液を乾かした粉。
・でんぷん
・粕粉
蚊取り線香のなかでもっとも重要な材料。
除虫菊という植物を乾かして粉にする。
これによりピレスロイドという成分が発生して、それが殺虫効果を生むのだ。
・香料、染料
◎蚊取り線香で蚊が死ぬ理由と蚊取り線香の強み
殺虫剤にはスプレー式やマット式、電気式などがある。
スプレーはかけなければいけないし、マット式は最初と最後で効果が違う。
電気式はコンビニなどの店頭にある光ってパチパチ殺虫するものであるが、大がかりなもののためなかなか設置するのは難しい。
蚊取り線香はそういう意味でも昔からあるにも関わらず能力と手軽さは非常に優秀なのだ。
では、蚊取り線香の殺虫方法はどのようにしているのか?
大半の人は煙が原因だと思いがちだが、実は違う。
じゃあ赤く燃えている部分か、と思ったらこれも違う。
実は燃えている部分の8ミリくらい手前の部分に効果があるのだ。
殺虫菊に含まれる成分、ピレスロイドは250℃ほどで揮発する。
線香の燃えている部分は800℃ほどあるため、煙になる頃にはすでに揮発してしまっているのだ。
つまり、目に見えないところで揮発したピレスロイドが空気中に流れ、気づいたら蚊がぞくぞくと落ちていくのである。
また、渦巻きになっているのも理由がある。
蚊取り線香はもともと夜寝るときに焚くものであった。
蚊取り線香は1時間で10センチくらい燃えるので、一晩で70センチくらい必要である。
70センチの線香を棒状に作ると途中で倒れてしまい火事になるおそれもある。
そのため、長い時間安定して、なおかつ効果も続く理想の形として渦巻きになっているのだ。
◎蚊取り線香とアロマ
もともと殺虫剤の1つとしてある蚊取り線香であるが、最近はアロマのお香などと同じような香りがついた蚊取り線香もある。
そもそも煙に殺虫効果があるわけではないのでただ燃やすだけではなく、香りを楽しむ要素を追加したのである。
おもな香りは以下のとおりだ。
・バラ
・ラベンダー
・カモミール
☆まとめ
昔ながらの殺虫剤、蚊取り線香( ・ω・)ノ
蚊取り線香はタブ粉、でんぷん、粕粉(殺虫菊)、香料、染料などからできている( ^ω^ )
蚊取り線香は歴史は古いが、長い時間安定して、放置してもよく、効果も失われなく、コスパも高いため非常に優秀な殺虫剤である(^o^)/
そして蚊取り線香は煙や赤く燃える部分に殺虫効果があるように見えるがそうではない( ・ω・)ノ
実は燃えている部分の手前で殺虫成分のピレスロイドが揮発して空気中に流れているのだ( ´∀`)/
そして最近では殺虫剤としてただ燃やすだけではなく、アロマとしても利用されている(^3^)/
アロマの次は煙だし燻製でも…クンセイ、ダメ、ゼッタイ 笑
みんなの夢が叶いますように、杉でした(^^)v