昔の給食に牛乳の代わりに出ていた、脱脂粉乳。
今回はそんな脱脂粉乳について書いていきたいと思う。
◎脱脂粉乳とは?
脱脂粉乳は牛乳の脂肪分を取り除いたものを乾燥させたもので、現在も「スキムミルク」として販売されている。
脱脂粉乳はもともとは腐りやすい牛乳を長期保存や輸送しやすいようにするために生まれた保存食だ。
脱脂粉乳は普通に飲まれるよりも現在はお菓子やパンを作るときなどに材料として使われることが多い。
◎昔は給食で出ていた?
現在の給食では牛乳が出されているが、昔の給食では牛乳ではなく脱脂粉乳が出されていた。
戦後間もないころ日本の子供たちは栄養不足に陥っていた。
そのときにユニセフが手軽に栄養が採れるものとして日本全国に援助した。
その後脱脂粉乳は給食の定番として出されるようになったが、日本が経済成長するにつれて牛乳へと切り替わっていき、1970年代前半には給食の脱脂粉乳は消えていったのである。
◎脱脂粉乳はまずい?
脱脂粉乳が給食で出されていた時代、まずかった、牛乳が苦手になったという意見が少なくなかった。
現在も販売されているスキムミルクを水で溶かして飲んでみると、たしかに牛乳臭さは強いが甘みもありまずいと思う人は少ないと思う。
そして、脱脂粉乳から除かれた成分である脂肪分、つまり生クリームを脱脂粉乳に足すと牛乳よりも飲みやすいものになるのだ。
では、なぜ脱脂粉乳がまずいという話があったのかというと、実は当時の品質管理に問題があったのだ。
現在のスキムミルクは単純に乳脂肪と水分を取り除いたものであるが、当時のものはバターやチーズなどの残り汁から作ったものであり臭みがあった。
さらに、当時は100パーセント輸入で温度管理や湿度管理をせずに船で長時間輸送していたため、粉が傷んでいたということもあるのである。
☆まとめ
昔の給食に牛乳の変わりに出ていた、脱脂粉乳( ・ω・)ノ
脱脂粉乳は牛乳の脂肪分と水分を取り除いたもので、もともとは保存食として生まれ、現在はお菓子やパンなどの材料になっている(^ω^)
脱脂粉乳は戦後の栄養不足を補うためにユニセフから日本に援助されて給食に出されていたが、日本が経済成長するにつれて牛乳へと切り替わっていき、1970年代前半には脱脂粉乳は給食から消えたのだ( *・ω・)ノ
そして、脱脂粉乳はまずいは戦後援助されていた給食向けのものの品質管理が悪かったためであり、現在のスキムミルクを水で溶かしてもまずいと思うことは少ないのだ(^3^)/
コーンフレークに脱脂粉乳かけて食べてみようかな…
脂質のグラフだけへこみそう 笑
みんなの夢が叶いますように、杉でした(^^)v