ブロック塀などについている直角についた補助的な壁、控え壁。
今回はそんな控え壁について書いていきたいと思う。
◎控え壁とは?
控え壁とはブロック塀などにみられる壁に対して垂直に伸びた補助的な壁だ。
現在では地震などの災害時の耐久性を高めるための安全面が理由でつけられているが、控え壁はもともとは教会の装飾として作られたものだった。
日本ではブロック塀でしか見かけないが、ヨーロッパなどでは歴史的な建物の外装でも見ることができる。
◎控え壁はなくてはいけない?
日本のブロック塀で高さが1.2メートルを超えるものには必ず控え壁がついている。
これは強風や地震などで面であるブロック塀が倒れてしまうことを防ぐためで、建築基準法にも明記されている。
また、塀の長さが3.4メートル以内に1枚控え壁が必要で、さらに端から80センチ以内に1枚は設置しなければいけない。
1.2メートル以下のブロック塀はそれほど多くないので、日本のブロック塀のほとんどのものに控え壁はあるのだ。
◎控え壁の高さ
控え壁の高さについては、建築基準法には明確な基準がない。
しかし、日本建築学会基準というものもあり、こちらは塀の高さから45センチ以内というものがある。
つまり塀に設置する控え壁は、塀と同じ高さから45センチ下がったところまでということである。
ちなみに、ブロック塀のブロック1個の高さは20センチであるため、簡単にいうと塀の高さからブロック2個以内に控え壁がないと防災の効果が低くなるため、ひとつの目安として覚えておいたほうがいい。
☆まとめ
ブロック塀などについている直角についた補助的な壁、控え壁(^ω^)
控え壁とはブロック塀などにみられる壁に対して垂直に伸びた補助的な壁であるが、もともとは教会の装飾として作られたものだ( *・ω・)ノ
控え壁は日本では建築基準法で必ずつけなければならず、高さが1.2メートルを超えるもの、つまりほとんどのブロック塀に設置されている(^o^)/
そして、ブロック塀を強風や地震などから守るためには高さが塀の高さと同じところから45センチ以内、つまりブロック2つぶん以内までの控え壁が必要なのだ(^3^)/
ブロック塀の裏側に反りだした妖怪がいるんですよ~…
控えぬりかべ 笑
みんなの夢が叶いますように、杉でした(^^)v