食べ物を落としたときに、すぐ拾えば大丈夫というルール、3秒ルール。
今回はそんな3秒ルールについて書いていきたいと思う。
◎拾う早さは重要?
いろいろなアンケートによると、8割の人は落としてしまった食べ物を口にしたことがあるらしい。
そのため、この3秒ルールについてはいろいろな研究がされている。
では、落としてからの秒数と、落としてしまった食べ物に付着したバクテリアの数は変わるのだろうか?
答えは「ものによっては変わる」である。
つまり、3秒ルールというが、拾う早さよりも落としたもののほうが大事ということだ。
◎落とした食べ物によってはすごい早さでバクテリアか増える?
落とした食べ物が何かというのも3秒ルールを語るうえで重要である。
例えば、ビスケットのように乾燥したものを落として放置したとしても、ある一定数以上細菌が増えることはないが、スイカのような水分量が多いものを放置すると、細菌は次から次へと増殖していく。
意外なものとしては生ハムはそれほど細菌が増えなかったという研究結果がある。
これは、塩分濃度の関係で細菌による汚染の防止が働いているからだ。
つまり、乾燥していて塩分濃度が濃いものは細菌は最初の数秒以降はそんなに増えず、水分量が多く塩分濃度が少ないものは時間が経過するにつれて細菌が増えていくのである。
◎一番大事なのは落とした場所?
3秒ルールの実験はさまざまな研究機関で行われているが、その多くは床にあらかじめ菌がいる状態にしてから食べ物を落として実験されている。
そして、いろいろな床を比べた結果もっとも汚染が少なかったのはカーペットなどの敷物があるところであるという研究結果がある。
一見カーペットなどに食べ物を落とすとほこりや毛がついて汚いイメージがあるが、カーペットなどは水分を吸収する力があるため、食べ物を落としたときに食べ物の水分と一緒に細菌も吸収してくれるのである。
逆にタイルやコンクリートなどは吸収する力がないため、当然そこにいる細菌がそのままつくことになるのだ。
3秒ルールは、8割の人が経験しているといわれているが、実はそれが原因でお腹を壊した人はそこまで多くない。
というのも家の中ではそこまで床面に細菌がいることもなく、食中毒などを起こすバイ菌は実は人間そのものに付いていることのほうが多いからである。
つまり、室内で床に落としたものを食べるよりも、手を洗わないで食べたほうがリスクは大きいのだ。
☆まとめ
食べ物を落としたときに、すぐ拾えば大丈夫というルール、3秒ルール( ・ω・)ノ
食べ物に付く細菌の数は拾う早さによってものによっては変わる( ・ω・)ノ
落とした食べ物によっても細菌の数は変わり、乾燥したもので塩分濃度が濃いものは細菌は増えにくく、水分が多いもので塩分濃度が少ないものは細菌が増えやすい(*´・ω・)
また、落とした場所も重要で、カーペットなどの敷物の上に落としたほうが、タイルやコンクリートに比べて水分や細菌を吸収してくれるぶん細菌が増えにくいといわれている(^_^;)
そして、食中毒の原因の多くの大腸菌などは実は人間そのものに付いていることのほうが多いため、落とした食べ物を拾って食べるよりも手を洗わないで食べるほうがリスクは大きいのである(^o^)/
あ、牛乳こぼしちゃった、3秒ルール( ・ω・)ノ
飲み物はヤバい 笑
みんなの夢が叶いますように、杉でした(^^)v