種が飛んでいくのが特徴的な植物、ハネフクベ。
今回はそんなハネフクベについて書いていきたいと思う。
◎ハネフクベとは?
ハネフクベはインドネシアに分布するウリの仲間の植物だ。
学名は「アルソミトラ」といい、つる性の植物であるため、手当たり次第にどこでも巻きつきながら高く成長していき、高いところに枝を垂らして花を咲かせて実をつける。
ハネフクベの実はヤシの実のような形で大きさは直径30センチくらいだ。
そして、ハネフクベの最大の特徴は、実が熟すと下のほうに穴があいてそこから羽根がついた種が落ちていくことである。
羽根があることで遠くに飛ぶこともできて、風の状況と羽根の状態次第では1キロを超える距離の飛行も可能である。
◎ハネフクベの種は空を飛ぶヒント
ハネフクベの種は風の状況と羽根の状態次第では1キロを超える距離の飛行も可能であるが、ハネフクベの種は風のタイミングを見計らって落ちるのではなく、実が熟して下に穴があいたら落ちてしまうのだ。
さらに熱帯雨林には、上昇気流こそあるものの、木が密集しているため、風にはそこまで期待できない。
しかしながらハネフクベは広い範囲に種を飛ばすことに成功している。
ライト兄弟が飛行機を作ったころ、オーストラリアでは、ハネフクベの種をヒントにした飛行機を作ることが考えられた。
そして、完成したのが鳥人間コンテストに出てくるような「グライダー」だ。
この技術はスカイスポーツのハングライダーやステルス戦闘機などにも使われていて、航空学の教育キットにハネフクベの種の模型があるほどなのである。
☆まとめ
種が飛んでいくのが特徴的な植物、ハネフクベ( ・ω・)ノ
ハネフクベはインドネシアに分布する植物で、最大の特徴は、実が熟すと下のほうに穴があいてそこから羽根がついた種が飛んでいくことだ(^o^)/
そして、ハネフクベの種は空を飛ぶ参考にもなっていて、グライダーなどはハネフクベの構造を参考に作られているのだ(^3^)/
ハネフクベ家のなかで育ててみようかな…
実が熟す時期は掃除が大変そう 笑
みんなの夢が叶いますように、杉でした(^^)v