水戸黄門でおなじみの、印籠。
今回はそんな印籠について書いていきたいと思う。
◎印籠とは?
印籠は長方形の本体の中に空洞があり、そこに小物を入れることができる小物入れだ。
もともとは巾着袋が進化したものであるため、ストラップが着いているため身につけることができる。
印籠はもともとは小物入れであったが、武士の時代には水戸黄門のように権力や地位を示す装飾品としても使われていて、現在では大相撲の行事の装備品としても用意されているのだ。
◎印籠に入れられていたもの
印籠は現在では装飾品や美術品として扱われているが、昔は小物入れとして活用される実用的なものであった。
今回は代表的なものを2つ紹介していきたい。
・印鑑
印籠の「印」は印鑑の「印」であり、もともとは今でいう印鑑ケースのようなものであった。
・薬
武士や商人などは長旅や戦の際に、薬を印籠に入れて持ち歩いていたといわれている。
◎印籠は何からできてる?
きらびやかな装飾や水戸黄門のように重厚感のあるものをイメージする印籠であるが、実はあのデザインのほとんどが外装品、つまり後付けされたアクセサリーであるため、本体はシンプルなものである。
印籠の材料はおもに3種類あるので、1つずつ紹介していきたい。
・金属
金属製の印籠はいくつか見つかっているが、材料が高く製造の手間も多かったため、一部の富裕層しか使っておらず数も少ない。
・木
木製のものは乾燥によるひび割れや、時間の経過によるゆがみ、直射日光による高温などのデメリットがあるため、本来の使い方である小物入れに不向きであるため、一般大衆には人気が出なかった。
・和紙
信じられない話だが、印籠のほとんどは和紙、つまり紙でできているのだ。
木の芯にトイレットペーパーのように和紙を巻き付けてから芯を抜き、パーツを組み合わせ、防水として漆を塗り乾かすと印籠になるのだ。
☆まとめ
水戸黄門でおなじみの、印籠(^ω^)
印籠は巾着袋の進化したもので、もともとは小物入れであったが、装飾品として活用されることが増えていった(^o^)/
印籠が小物入れだった時代はおもに、印鑑もしくは薬を入れることが多かった( ^ω^ )
そして、印籠は金属製や木製のものもあるが、もっとも多いのは和紙でできたものであり、丈夫できれいなデザインはまさに日本の職人芸である(^3^)/
なにそのスマホケース、かっこいい!
印籠だよ(^3^)/ バズらなそう 笑
みんなの夢が叶いますように、杉でした(^^)v