すぎぶろ!!

すぎの経験、体験、雑記

六條豆腐

山形県にある硬い豆腐、六條豆腐。

今回はそんな六條豆腐について書いていきたいと思う。

◎六條豆腐とは?

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豆腐といえば一般的に「やわらかいもの」として思い浮かぶものである。

しかし、この六條豆腐はめちゃくちゃ硬い。

どのくらい硬いかというと、「豆腐の角に頭をぶつけて死ね」が本当にできてしまうくらい硬い。

そんな六條豆腐であるが、当然そのまま食べたら歯が折れてしまう。

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そのため、ナタやカンナで薄く削ったものを食べるのだ。

◎六條豆腐はなぜ生まれたの?

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市販の六條豆腐は削られた状態で販売されている。

そのため、実際に六條豆腐に頭をぶつけるためには工場に行かないといけない。

そして、この削られた豆腐、何かに似てはいないだろうか?

そう、かつお節である。

この六條豆腐、考えたのは実はお坊さんだ。

お坊さんの食べる精進料理には殺生をイメージする肉や魚は使えない。

そのため、かつお節も当然精進料理には使えなかった。

そこで、かつお節の代わりに使えるタンパク源として六條豆腐が生まれ、別名精進節とも呼ばれているのだ。

◎六條豆腐はどうやってできているの?

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この硬い豆腐は材料に工夫がされているのかと思ったら、実はそんなことはない。

材料は以下のとおりだ。

・豆腐

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絹ごしは崩れやすいので、木綿ごしを使う。

・塩

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作り方も時間がかかるだけで、そんなに難しくはない。

1、豆腐に圧をかけて排水する。

つぶれたり崩れたりするとうまくできないので力加減が重要。

2、水切りができたら塩をまぶす。

3、空中に浮かした状態で冷蔵庫で寝かす。

何かに触れてしまうとカビが生えてしまうので絶対に触れないようにしなければいけない。

もしカビを発見したら大きめにその部分を削る。

様子を見ながら放置して3~4週間ほどで六條豆腐の完成。

ちなみに六條豆腐は珍味のような味でチーズに似ているといわれているのだ。

☆まとめ

山形県にある硬い豆腐、六條豆腐( *・ω・)ノ

六條豆腐は頭をぶつけたら本当に死ぬくらい硬い(^_^;)

もちろん、そのまま食べたら歯が折れてしまうので削ったものを食べる( ・ω・)ノ

六條豆腐はお坊さんがかつお節に代わって使えるものとして生まれたもので、精進節とも呼ばれる(^o^)/

また、六條豆腐は豆腐と塩からできていて水を抜いて塩をまぶし冷蔵しながら干すというシンプルな作り方である(^3^)/

凶器が豆腐?まさかそんなことがあるわけ…

六條豆腐だ!!笑

みんなの夢が叶いますように、杉でした(^^)v