北海道のおみやげでおなじみのマリモ。
今回はそんなマリモについて書いていきたいと思う。
◎マリモはどんなもの?
マリモは丸くなっているイメージがあるため、あの球状のもの1個がマリモの個体だと思われがちだが、実は「マリモ」というものは、あの球状のものの1本の繊維のことなのだ。
つまり一般的にマリモととらえられている球状のものは、マリモの集合体なのである。
マリモは基本的に沼や湖などの淡水で生活しているが、まれに淡水と海水が混ざる場所で生息していることもある。
◎マリモの弱点
マリモは天然記念物としても有名であるが、なぜそこまで減少してしまったのだろうか?
マリモは冬の北海道の湖でも生き続けることができるほど寒さには強い。
実際にマリモを凍らせても1日程度であれば耐えることができる。
ではマリモは何に弱いのだろうか?
今回はそんな中からいくつか紹介していきたい。
・暑さ
マリモは寒さには強いが暑さには弱い。
マリモが耐えられる限界の温度は35℃といわれていて、それに近い温度が続く、もしくはその温度を超えると死滅してしまう。
・水質の悪化
水質の悪化、とくに生活排水もマリモの敵だ。
マリモは回転しながら光合成を行い、水のなかでくるくる回りながら泥などを落としているが、カチオン系界面活性剤が入るとそれができなくなり、窒息してしまう。
カチオン系界面活性剤は柔軟剤などに多く含まれている。
・乾燥
マリモは乾燥に弱く乾燥しやすい。
そのため岸などに打ち上げられると即枯れて死んでしまうのだ。
◎養殖マリモ
マリモは天然記念物のイメージがあるが、実は天然記念物に指定されているのは阿寒湖のものだけだ。
つまり、販売されているマリモは阿寒湖以外で採れたものであり、その多くが養殖されているものである。
そして、販売されているマリモは信じられない話だが人工的に丸めたものなのだ。
ちなみにまれに天然マリモというものがあるが、これは大半がロシアなどからの輸入品である。
☆まとめ
北海道のおみやげでおなじみのマリモ( ・ω・)ノ
マリモは球状のイメージがあるが、実はあれはマリモの集合体であり、マリモの個体は1本の繊維だ(^o^)/
マリモは寒さには強いが、暑さ、カチオン系界面活性剤、乾燥にはめちゃくちゃ弱い(^_^;)
そして、マリモは販売されていることがあるがその多くは養殖マリモで人工的に丸めたものであり、販売されている天然マリモはほとんどが輸入品である(^3^)/
河原で苔を集めて丸めたらマリモになるかなぁ…
こうやって詐欺師が生まれる 笑
みんなの夢が叶いますように、杉でした(^^)v