2006年にアメリカの健康専門誌「ヘルス」が定めた健康に優れた効果がある世界五大健康食品。
今回はそんな世界五大健康食品について書いていきたいと思う。
◎日本の大豆製品
・納豆
・豆腐
・味噌
・醤油
大豆が注目されるのは良質なたんぱく質である。
肉と同じ量を摂取した場合、肉の場合は余分な脂質を摂取してしまうが、大豆は低カロリーで消化吸収率も非常によい。
また、細胞構成に不可欠な「大豆レシチン」、抗酸化作用の「大豆サポニン」、善玉菌の栄養「オリゴ糖」、女性ホルモンのサポート「イソフラボン」など機能性も高い。
そんな大豆を発酵させた大豆製品は栄養満点で健康に優れた効果があるのだ。
◎キムチ
朝鮮半島の代表的な漬け物、キムチ。
実は日本で一番売れている漬け物でもある。
キムチが注目されるのは「植物性乳酸菌」だ。
乳酸菌は「動物性乳酸菌」と「植物性乳酸菌」の2種類がある。
ヨーグルトなどの乳酸菌は「動物性乳酸菌」であり、酸に弱いため消化するときに胃酸などで死んでしまうことが多いが、「植物性乳酸菌」は酸に強いため生きたまま腸に乳酸菌が届く。
また、キムチは乳酸菌がヨーグルトの1.5倍ほど含まれている。
さらにキムチの乳酸菌のなかで「ラクトバチルス・サケイHSー1」という乳酸菌が免疫力を活性化してくれる働きがあり健康にとてもよい。
◎「ギリシャ」のヨーグルト
ギリシャのヨーグルトも世界五大健康食品の1つである。
ポイントは「ギリシャ」のヨーグルトであるということだ。
では、一般的なヨーグルトとは何が違うのか?
その違いは製造方法にあり一般的にはヨーグルトはミルクを発酵させて作るものであるが、ギリシャのヨーグルトは発酵させたあと「水切り」という行程が加わる。
水切りとは豆乳を絞るときのようにガーゼのようなものでろ過してホエーという乳清と水分を取り除く作業だ。
そしてこの水切りこそがギリシャのヨーグルトが健康に優れた効果がある食品としてのポイントである。
水切りをすることでヨーグルトそのものの濃度が上がるため、たんぱく質が2倍くらいに増える。
また、水切りをするときに糖質も除去されるため、低カロリー、低糖質になっている。
そして水分を取り除くと保存性も高くなるため、健康食品としての「ヨーグルト」にとって水切りは非常に重要な行程である。
◎レンズ豆
「レンズ豆」の「レンズ」はカメラやメガネなどの「レンズ」であるが、実はレンズ豆のほうが歴史が長く、「レンズ豆」に似てるものとして「レンズ」という単語ができた。
レンズ豆って何?って人も多いが、インドやフランスではよく料理に使われているポピュラーなものだ。
レンズ豆には豊富な「食物繊維」、赤血球の形成に重要な「葉酸」、血液と酸素の流れをよくする「マグネシウム」、骨を形成する「カルシウム」、さまざまなものから身体を守る「ポリフェノール」、さらに貧血予防の「鉄分」など健康に効果的な栄養素がたくさん含まれている。
とくにカルシウムは牛乳以外のもののなかでは一番多く含まれているため、牛乳が苦手な人にはおすすめの食材だ。
◎オリーブオイル
世界五大健康食品、最後はオリーブオイルだ。
日本では料理のレシピで「油」と書いてある場合はサラダ油を使用するが、イタリア、スペイン、ギリシャなどの地中海に面する国では「油」イコール「オリーブオイル」というくらい頻繁に使われている。
オリーブオイルがすごいところは、油の脂肪酸組成の分量が厳しく規格されているところだ。
油は「脂肪」であるため身体を構成するうえで非常に重要である、でも脂肪を間違った摂取をすると動脈硬化や肥満などの原因になってしまう。
そのためオリーブオイルは厳しく規格されているので正しい油の摂取方法として非常に優秀なのだ。
また、オリーブオイルは虚血性心疾患の予防や、悪玉コレステロールを減らし善玉コレステロールを増やす「オレイン酸」、抗酸化作用がある「オレウロペイン」「オレオカンタール」などの効果もある。
☆まとめ
世界五大健康食品は日本の大豆製品、キムチ、ギリシャのヨーグルト、レンズ豆、オリーブオイルだ( ・ω・)ノ
大豆はたんぱく質や独自の栄養が多数含まれている(^ω^)
キムチは植物性乳酸菌がいるので生きたまま腸に乳酸菌が届く(^o^)/
ギリシャのヨーグルトは水切りの行程で濃度が上がるため一般的なヨーグルトよりも健康効果が飛躍的に上がる( ^ω^ )
レンズ豆は豊富な栄養素がある豆で、とくにカルシウムは牛乳以外のもののなかでは一番多い(^o^)/
オリーブオイルは人間に不可欠な油のなかでは厳しく規格されているので非常に健康効果が高い( ^ω^ )
ということは、納豆にキムチとレンズ豆を混ぜてヨーグルトとオリーブオイルかけて食べたら最強じゃない?
味は保証できないけど 笑
みんなの夢が叶いますように、杉でした(^^)v